マニアック視点でみる「マツダ デミオ XD」[解説&実燃費レポート](2/3)
- 筆者: 永田 恵一
1インチのタイヤサイズの差が「意外にも大きい」
XDはデミオディーゼルのなかではベーシックなグレードですが、よく比較されるであろうアクアのSグレード(188万7,055円)と価格や装備を照らし合わせると相手にならず、フィットハイブリッドのFパッケージ(179万6,000円)と同等なほどのバリューフォーマネーを備えています。
私がXDに乗るのは実は初めてで、XDでは横浜周辺で首都高、市街地を1日で120kmほど走りました。
「レスオプション」があれば問題も解消できる
また、乗り心地もノーマル状態のXDツーリングよりもタイヤのゴム部分の厚みが大きいためなのか、路面の凹凸を通過する際の突き上げが少なく、XDツーリングの強烈なロードノイズもこちらは少し静かであるなど、乗っている分には「ベストなデミオディーゼルは、実はXDだったかも?」と思ってしまいます。
これらを総合すると、最近は少ないですがマツダの車は「RX-8」や「プレマシー」など、デミオで言えばXDツーリングのような大径ホイールを履くグレードに工場出荷状態でスタンダードのホイールにしてくれる、いわゆる「レスオプション」(価格も下がります)があっただけに、そういった選択肢もあればデミオの16インチタイヤにおける交換リプレイスタイヤのラインナップの少なさやスタッドレスタイヤも含めてタイヤ価格が高めという問題も解消できるのではと考えてしまいます。
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