【燃費】日産 フーガハイブリッド 燃費レポート/永田恵一(1/5)
- 筆者: 永田 恵一
今回は、マイナーチェンジが施されたフーガハイブリッドの燃費をテスト!
「日産 フーガ」は、同社のセダンラインナップにおいてフラッグシップモデルとなるラージセダンだ(フーガのストレッチ版である「シーマ」を除く)。ライバル車となるのは、日本車ではマジェスタを含む「トヨタ クラウン」「レクサス GS」「ホンダ レジェンド」、輸入車では「メルセデス・ベンツ Eクラス」「BMW 5シリーズ」など。
そんなフーガが、2015年2月に大規模なマイナーチェンジを受けた。マイナーチェンジの内容を紹介する前に、登場から時間が経っているフーガの軌跡を、改めて振り返っておこう。
フーガは1960年代から長年に渡り、トヨタ クラウンと並び日本のラージセダンの代表的な存在であった「日産 セドリック&グロリア」の後継車として、2004年10月に初代モデルが登場した。
現行の2代目は2009年11月に登場し、当初のパワートレーンは2.5リッターと3.7リッターのV6でそれぞれ7速ATが組み合わされていたが、翌2010年10月に日産としては「ティーノハイブリッド」以来の自社製となる、現在のスカイラインハイブリッドやシーマと同じ3.5リッターV6エンジンと7速ATに1モーター2クラッチという形態のハイブリッドを追加した。
大幅に拡充された安全装備と運転支援システムに、日産のフーガへの意気込みを感じる
今回のフーガマイナーチェンジで目立つ要素は「2つ」。
1つ目は、フーガが海外ではトヨタのレクサス、ホンダのアキュラに相当する高級車販売チャンネル「インフィニティ」で販売される(海外名:Q70)こともあって、細部のデザイン変更と同時に現行スカイラインと同じくフロントグリルやステアリングにインフィニティのエンブレムが付けられたこと。
2つ目は、こちらが最大の変更点となるのだが、安全装備、運転支援システムの大幅な拡充だ。
具体的には、
■安全装備
前方衝突予測警報(PFCW)/エマージェンシーブレーキ/後側方車両検知警報(BSW)/後側方衝突防止支援システム(BSI)/車線逸脱警報(LDW)/車線逸脱防止支援システム(LDP)/後退時衝突防止支援システム(BCI)
動力性能も3.5リッターV6エンジン(306PS/35.7kg・m)に加え、モーターも68PSと29.6kg・mというスペックを持つだけに、エンジンとモーターを合わせたシステム出力は「364PS」と4リッターV8エンジンを超えるスペックを誇る。
今回の実燃費テストでは、フーガハイブリッドの標準車(620万5,680円、JC08モード燃費18.0km/L)を起用した。
テストは2月10日(火)の正午にスタートし、午後8時頃に帰京するというスケジュールで実施した。なお、4つの走行モード(エコ/スタンダード/スポーツ/スノー)は、標準的な「スタンダード」を設定した。
天候は終日晴天で最高気温は9度と、太陽の下では温もりを感じる気候であった。交通状況は5(ご)・10日(とうび)だったのに加え、翌日が祝日だったこともあり、最後の市街地区間で激しい混雑に見舞われた。
燃費測定の基本ルール
・燃費の測定は、車両に純正搭載されている車載燃費計を使用
・スピードは流れに乗ったごく一般的なペースで走行
・車両の状態もエアコンは快適に過ごせる温度(オートエアコンなら25度)に設定
・走行モードが選択できる場合にはノーマルモードを選んで走行
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