BMW 320d BluePerformance 燃費レポート(1/4)
- 筆者: 永田 恵一
BMW 320d BluePerformance 燃費レポート
フォルクスワーゲン ゴルフなどと並んで、日本で最もメジャーな輸入車の1台であるBMW3シリーズ。日本車ではトヨタ マークXやマツダ アテンザあたり車格にあたり、欧州の表現ではDセグメントに属する。
現行モデルは昨年1月にまず328i(2Lターボのハイパワー版)が上陸、その後4月に、中核モデルの320i(2Lターボの標準仕様)、夏から秋に掛けてアクティブハイブリッド(3.5L直6ツインターボ+1モーター)、320d(2Lディーゼルターボ)、ツーリング(ステーションワゴン)と怒涛の勢いでラインナップが備えられた。
今回テストした320dはBMW 3シリーズの販売のうち3割から4割を占める大きな柱となっている。
その理由は動力性能、コストパフォーマンスの高さ、ランニングコストの安さだ。320iを基準に動力性能から見ていくと、184馬力という最高出力は同じながら最大トルクは320iを約11kgmも上回る38.7kgm!
車重は1550kgと320iより50kg重いだけなのだから、スペックを見ただけでパワフルな走りが容易に想像できる。コストパフォーマンスも日本車だと基準となるガソリン車がNAエンジンとなることもあって40万円程度の差額があるディーゼル車だが、320dの場合は320iが320dと同様にターボ車であることもあり差額は20万円と、動力性能の向上分だけでも納得できるほど(エコカー減税は320iの大部分、320dともに重量制、取得税が免税なので同等)。
さらにランニングコストもJC08モード燃費を比べると320iが16.6km/L、320dが19.4km/Lと当然ながらディーゼルが低燃費な上に、ハイオクガソリンが指定の320iに対し、320dはハイオクガソリンに対し約30円も安い軽油を使うことを考えると、ザックリと計算しても5万km走行時点までには車両価格の差額をペイできることになる。机上の計算だけでも320dがこれだけ有利になることを考えると、むしろ3シリーズ全体の3割から4割しか占めてない方がちょっと不思議なくらいだ。
今回は個性的な内外装を纏う320dモダンを試乗車に起用した。
試乗車には認知度は低いが、BMWもスバルのアイサイトのように完全停止まで行うクルーズコントロールとして設定している「ストップ&ゴー機能付きアダプティブクルーズコントロール(車線逸脱警告システムなどとセットになるイノベーションパッケージとして36万円のオプション)」が装備されていたので、こちらもテストしてみた。
燃費測定の基本ルール
・燃費の測定は、車両に純正搭載されている車載燃費計を使用
・スピードは流れに乗ったごく一般的なペースで走行
・車両の状態もエアコンは快適に過ごせる温度(オートエアコンなら25度)に設定
・走行モードが選択できる場合にはノーマルモードを選んで走行
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