マツダ アテンザ(マツダ6)、2018年マイナーチェンジの新型モデルを先行発表【LAショー2017】

  • 筆者: ケニー中嶋
  • カメラマン:ケニー中嶋・MAZDA

マツダ 新型アテンザ、マイナーチェンジ最大の目玉は “SKYACTIV-G 2.5T”2.5リッターターボエンジンの追加

マツダのミッドサイズセダン、マツダ6(国内名:アテンザ)が3度目にしてこれまでで最大となるマイナーモデルチェンジを受けた。

内外装に大幅に手を加えられたとともに、北米仕様のパワーユニットは2.5リッター4気筒ガソリンNAエンジン加え、新たに上級グレードに『CX-9』にも搭載されている2.5リッター4気筒ターボ「SKYACTIV-G 2.5T」が採用されたことが、今回のマイチェンにおける大きなトピックスだ。

>>【2018/5/24追記】マツダ アテンザが大幅改良|内外装のデザイン変更や新型エンジンの搭載など、ビッグマイナーチェンジを徹底解説!

>>グッとプレミアム度を増した新型アテンザ(マツダ6)のフォトギャラリーをチェック[画像45枚]

新型アテンザの2.5リッターノンターボ(NA)モデルには気筒休止機構を追加し実燃費を向上

新型アテンザ(マツダ6)で初採用のターボエンジンの最高出力はハイオク燃料使用時で250hp。最大トルクは2000rpmで420Nmと、4リッターV8エンジン並みのトルクを発生させるフラッグシップ・セダンに相応しいもの。マツダの提唱するファン・トゥー・ドライブとゆったりとゆとりある走りの両立を実現させている。

一方のNAの2.5リッターガソリンエンジンも、新型『CX—5』に搭載された2.5リッターエンジンと同様に進化。エンジンの内部抵抗を減らし、全回転域での効率アップを果たすとともに、「気筒休止技術」が採用された。

「気筒休止技術」というのは、時速40キロ〜80キロの一定速度域での走行中、1番・4番のシリンダーを休止させるもの。燃費向上に大きく寄与するのだという。

新型アテンザのトランスミッションは、ターボ仕様には6速AT、NA仕様は6速ATに加え6速MTの組み合わせが用意される。

また今回のマイナーチェンジでは、シャーシーの剛性アップと、「NVH」の改善が図られたとともに、全車に「G-ベクタリングコントロール」が標準装備されたことも付け加えておきたいポイントだ。

よりプレミアム度が強調されたフロントマスクに生まれ変わった新型マツダ6(アテンザ)

新型アテンザのエクステリアに目を転じると、前後のバンパー灯火類やフロントグリルを変えたことで、よりプレミアム感が強調されていることに気がつく。

新型アテンザ(マツダ6)のフロントグリルは、これまでの横格子形状から立体的なメッシュ仕様となり、クロームのグリルフレームはヘッドランプ下まで広がるより大型なデザインへと進化しており、ヘッドランプも全車LED仕様となった。

さらに17・19インチホイールにも新デザインが採用され、ボディカラーには新型CX-5やCX-8などにも採用されている深みのあるメタリックレッド「ソウル・レッド・クリスタル」がマツダのセダンとしては初めて加わるなど、よりプレミアムなテイストを強調するインプルーブメントだ。

新型アテンザはインテリアも質感を大幅向上し、安全・快適装備もさらにアップデート

新型アテンザは、内装もステアリングと一部のトリムピースを除きすべてを一新。最上級モデルでは、日本の伝統ある寺院や年季の入った古材の色調をインスパイアしたブラウンのナッパレザーや、日本の家具や和太鼓に用いられる木材を表現したという「SEN=セン」ウッドアクセントと銘打たれたトリム、ウルトラスゥエードなどこだわりの素材が奢られている。

また全グレードの全てのシートは乗り心地を向上させるためにクッション材のウレタンフォームの密度が高められただけでなく、上級モデルでは前席の座面から冷暖気を出すベンチレーテッドシートがマツダとしては初採用している。

さらに充実した装備として360度ビューモニター、ストップアンドゴー機能付き全速度域のレーダークルーズコントロール、氷点下でワイパーがフロントガラスに氷結するのを防ぐディアイサー付ワイパーやフロントガラス面に投影するヘッドアップディスプレイといった新装備などなど、安全装備から快適装備まで随所に改良点がこれでもかというほど盛り込まれている。

大きく進化した2019年型マツダ6(アテンザ)、発売は2018年春を予定している。

[レポート:ケニー中嶋/Photo:ケニー中嶋・MAZDA]

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筆者ケニー中嶋
樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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