三菱自動車工業 開発本部 EV・パワートレインシステム技術部 吉田裕明 インタビュー(1/5)
- 筆者： 御堀 直嗣
- カメラマン：佐藤靖彦
信じること、続けること、それが夢につながる
世界の自動車メーカーが電動車両の開発を進める中で、三菱自動車工業は他に先んじて電気自動車の量産市販化を2009年に実現した。その開発の先頭に立ってきたのが、吉田裕明である。
三菱i-MiEV（アイ・ミーブ）の市販後、MINICAB MiEV（ミニキャブ・ミーブ）を販売、さらに、今度は充電された電気自動車のバッテリーから電力を取り出すMiEV power BOX（ミーブ パワー ボックス）の発売にこぎつけた。
電気自動車の真の魅力の追求と、可能性の進展に全精力を傾ける吉田裕明に、電気自動車の世界を語ってもらう。
吉田裕明 プロフィール
1953年：11月25日生まれ
1978年：3月 岐阜大学大学院工学研究科修了
1978年：4月 三菱自動車工業入社 研究部配属 ECS（電子制御サスペンション）、4WS（4輪操舵システム）、マルチリンクサスペンションなどの開発に従事
1990年：12月電子技術部 電子研究グループに異動 ABS、トラクションコントロールなどの開発に従事
1994年：10月電子技術部 EV開発グループに異動 EV、HEV、FCVの研究開発に従事
2006年：4月MiEV推進部 上級エキスパート
2007年：9月MiEV技術部部長
2009年：10月EV・パワートレインシステム技術部担当部長
2010年：11月EV・パワートレインシステム技術部部長付
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1955年東京出身。自動車ジャーナリスト。玉川大学工学部機械工学科卒業。1978年から1981年にかけてFL500、FJ1600へのレース参戦経験を持つ。現在ではウェブサイトや雑誌を中心に自動車関連の記事を寄稿中。特に技術面のわかりやすい解説には定評がある。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。また現在では電気自動車の普及を考える市民団体「日本EVクラブ」副会長を務める。記事一覧を見る
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