三菱 新型スーパーハイトワゴン「eKスペース」 試乗レポート/渡辺陽一郎(4/4)
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最終更新日:
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正/オートックワン編集部
高い総合点を誇る仕上がりだけに、更なる希望も
いくつか気になる点はあるものの、内装の質感、リアシートの居住性、走行安定性と乗り心地のバランスは、eKスペースのメリットだ。今後は標準ボディにターボモデルを設定することも含め、動力性能と燃費のバランスを見直し、衝突回避の支援機能も加えて欲しい。
背の高い軽自動車は競争が激しく、各車とも力を入れて開発を行う。その結果、商品力と価格が各車ともに拮抗してきた。ユーザーの選ぶ目もシビアだから、商品力の向上は確実に理解され、ダイハツ「ムーヴ」のようにマイナーチェンジで売れ行きを伸ばすこともある。ひとつの安全装備が明暗を分けることもあるので、今後も地道に改良を加えて欲しい。
それにしても、小型&普通車は相当に頑張らないとマズイだろう。今の軽自動車の高人気が続くと、新車販売されるクルマの50%を占める可能性も高い。そうなれば増税の問題を含め、軽自動車にいろいろな歪みが生じてくる。eKスペースなど背の高い軽自動車の商品力に感心する半面、素直に喜べない現実もある。
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