フルモデルチェンジで大きく立派になった本当の理由/新型「ミニクラブマン」海外試乗レポート(5/5)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:ビーエムダブリュー
MINIらしいスポーティさはそのままに、大人の落ち着きも兼ね備えた
そしてハンドリング。
このステアフィールだけは、従来からお馴染みのミニらしさがギュッと詰まっていました。
とはいえ、これまでのようにムヤミやたらなゴーカートフィーリングとか言うのではなく、スポーティテイストではあるものの、限界域付近のピーキーさは成りを潜め、やや落ち着いた印象でした。ミニドライビングモードを切り替えると、スポーツではドッシリ感が増し、グリーン&ミッドでは、ほぼ5ドア同等の軽いフィーリング。街中~郊外まで、より活躍場所が広がるのは間違いなさそうなカテゴリーのクルマだけあって、高速走行域のドッシリ感を意識した味付けになっているのかもしれません。
それでいて、ハンドリングの的確さはこれまでのミニ同様に確かなもの。狙ったところにスッと乗せられるライントレース性のよさは、文句ナシの出来栄えでございました。
ミニ一族の中でも、ひと際プレミアムな立ち位置へ
というわけで、新型ミニクラブマンをわかりやすくまとめると、ミニ一族らしいテイストはそのままに、よりプレミアムな立ち位置になったことで、乗り心地のよさがフィーチャーされた、といった感じなんですね。
カタログスペックを見ると、ボディサイズはかなり大きくなりましたが、実際見てみると全体的なバランスのよさが素晴らしいのでしょう、さほど大きく見えないし、乗った感じも大きくなったことをまったく感じさせません。Uターンする際に「あぁ、後ろが長くなったんだっけ」と、改めてドライバーに自覚させてくれる程度のもの。
乗っている間はガッシリボディ&シャシーのおかげで、よじれ感がまったくなく、長くなった実感は湧いてきませんでした。
MINI Cooper S Clubman[FF] 主要諸元
全長x全幅x全高:4270x1800x1470mm/ホイールベース:2670mm/車両重量:1470kg/乗車定員:5名/駆動方式:前輪駆動(FF)/エンジン種類:直列4気筒 オーバーブースト機能付 MINI ツインパワー・ターボ DOHC ガソリンエンジン/総排気量:1998cc/最高出力:192ps(141kW)/5000rpm/最大トルク:280N・m/1250-4600rpm/トランスミッション:8速ステップトロニック スポーツトランスミッション(8速AT)/燃料消費率:16.6km/L[JC08モード燃費]/タイヤサイズ:225/45R17(標準仕様)/メーカー希望小売価格:3,840,000円[消費税込み]
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