フルモデルチェンジで大きく立派になった本当の理由／新型「ミニクラブマン」海外試乗レポート(2/5)

そのサイズアップは、世界中のMINIファンからの要望だった！？

そして大きくなったボディサイズも話題を呼んでいます。

「世界のミニの主要マーケットの既存のユーザーから、あくまでもミニらしくなきゃ困るけれど、サイズ的にはもう少し大きくして欲しいという声が上がっていたんだよ」って、ホントですか？

「ミニと一緒にミニオーナーも15年分歳を重ねる中で、ライフスタイルが変化している。インテリアデザインに上質感をさらに与えたのも、その理由のひとつなんだけれどね。ちなみにミニのコミュニケーションアイコンをシンプルなものに変えたのも同じ理由だよ」って、マジですか？

そういえば、私自身も3ドアから5ドアへ乗り換えていたんだっけ・・・

世界中のミニオーナーが大きくなるのを望んでいたなんて…と、私の頭の中は「？」マークだらけになったのだけれど、「それを証拠にキミも3ドアから5ドアに乗り換えたじゃないか」と言われたらグウの音も出ませんでした(笑)。

そう、私が愛車として乗り換え続けているミニ、初代R50、2世代目R56は3ドアハッチバックを選んだけれど、現在乗っているのは3世代目のF55。5ドアモデルに宗旨替えしたんですよねぇ。

大きい＝マイナスのイメージは改めたほうがいい

でもね、確かにこれ本当のことなんです。

ミニクロスオーバーが誕生した時も、ミニハッチバックが3世代目に突入した時も「こんなに大きくなっちゃったら、もうミニじゃないよね」という、マイナスイメージの声がたくさん聞こえてきましたし、そして今回ミニクラブマンが大きくなるという話を聞いた時は、私も正直「え～っ！！！」と思いました。

でも今回実物をこの目で見て、乗ってみて、大きい＝マイナスというイメージは、まったくなくなりました。 だってね、あえて大きくなったんですもの。

【え、あえて大きくしたの！？ その理由とは・・・次ページへ続く】