SUPER GT 300でもデビューウィンの実力派「メルセデスAMG GT S」ショートインプレッション(1/3)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:和田清志/メルセデス・ベンツ日本/GTA
日本のSUPER GT 300でも初戦からクラス優勝の実力派!
熱烈なるいちモータースポーツファンである私にとって、今年のSUPER GT開幕はだいぶ楽しみだ。しなくていいのに興奮と期待をむんむんと暑苦しく膨らませている今日この頃である。
おそらくSUPER GTは今、世界中で最もコンペティティブなツーリングカーレース。
国内3大メーカーのレクサス・日産・ホンダが熾烈なバトルを繰り広げるGT500クラスのヨダレの出るような勢力争いもモチロン気になるけど、世界のスーパーカーやスポーツカーが垂涎のラインナップでガチバトルするGT300クラスは近年特に激化し、もんのすんごいことになっている。
そんな300クラスにおいての注目ポイントはいくつかあるけど、2016年シーズンの大きなトピックスとして、メルセデス・ベンツユーザーチームが「SLS AMG」から「AMG GT3」に参戦車両を大きくごろっとスイッチすることは話題からハズせない(祝・デビューウィン!)。
AMGは身近に感じられるクルマ!?
東京モーターショー2015にて日本に公開されたそれと同時に、来日していたAMGのCEO、トビアス・ムーアス氏にインタビューが叶った。
あれやこれやの話題は他で書いたので割愛するが、氏のお話で最も心に残った言葉がある。それは「AMG GTのファミリーは、最も優れたレーシングカーであると同時に、もっと身近にAMGを感じさせるクルマであるということです」 というもの。
確かに、今回試乗してきたV8 4リッターツインターボチャージャーを備える「AMG GT S」でさえも、トランスミッションは電子制御の7速AT。全長4550mm×全幅2080mm×全高1290mmというバケモノみたいなボディサイズにさえ慣れてしまえば、実にオートマ免許で乗り出せるという意味で、「身近にAMGを感じるクルマ」と言ってもいいのかもしれない。
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