SUVモデル「Mクラス」が名前も新たにリニューアル/「メルセデス・ベンツ GLE 350 d 4MATIC Sports」試乗レポート(1/4)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:茂呂幸正・島村栄二
その急激な進化っぷりに驚かされる
「え、ホンマにこれディーゼルなん?」
乗り込んだ瞬間、車内にいた全員が驚いたのはホントの話。メルセデス・ベンツのアッパーミドルクラスSUV、「GLE」だ。
いやもう、とにかく静かなんである。アイドリング振動も相当に抑えられているために、フットボックスに足を踏み入れ、重厚なるどデカいドアをボンと閉めたところからすでに圧倒的な静粛性がそこに存在しているのだが、その印象は走り出しても変わることはなかった。
ガソリンエンジンのそれを凌駕するほどに仕上げられた、完璧なパーソナル空間。その外界から隔離されたかのような濃厚な空気感、高い気密性から生まれる上質な静寂は、ひたすら感動的ですらある。なんというか、ああ、高級ってこういうことよねと膝打って納得させられる感じ。
それがディーゼルを搭載してるっていうんだから、ウハっとなっちゃうのだ。
今や進化したディーゼルエンジンにネガティブなイメージを抱いている人はすでにあんまりいないとは思うのだけど、それでもやっぱり音や振動の面だけを切り取ればそれなりに気になってしまうのは特性上仕方ない。だけど、このGLEは本当にすごく静か、それに尽きた。
「Mクラス」から改名した「GLE」
GLEはメルセデスのアッパーミドルクラスSUVだ。
2014年からメルセデスはモデルの名称変更を行っていて、SUVもその例に漏れない。GLEは以前のMクラスが名前を変えたものである。
それにしても、ただでさえローマ字3文字がやたらに横行するクルマギョーカイにおいて、また覚えにくい名前が増えたなあと最初は毒づいていたのだけど、いや、慣れればこの変更はわかりやすいと今は歓迎している。
メルセデスのSUVモデルであることを表す「GL」に、同社中核モデルEクラスと同等車格を表す「E」を付けて「GLE」。モデルの縦割り構造がよくわかるようになったのだ。
現在、メルセデスがSUVの拡大を図っているのはご存知の通り。なんと、プレミアムブランドとして最多の5種をラインナップしている。同様の例でAクラスのSUVは「GLA」、Cクラスのそれは「GLC」、そして以下「GLE」、「GLS」ときて最高級クロスカントリー「Gクラス」を頂上に頂くという図式。モデルごとに順番に整列をしたネーミングは、そのヒエラルキーさえも雄弁に語っていて実に明快だ。
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