メルセデス・ベンツ 新型 Eクラスクーペ 試乗レポート/岡本幸一郎(1/3)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:オートックワン編集部
2ドアながら多様な使い方に対応する「Eクラスクーペ」がガラッと大変身
今や日本に導入される車種が20モデルを超えるほどになったメルセデス・ベンツ。真っ先にイメージするのは、やはり高級サルーンだという人のほうが多いだろうが、実は2ドアのスポーティ系モデルのラインアップもかなり豊富。中でもEクラスクーペは、ラグジュアリー感とスポーティさと実用性をバランスよく兼ね備え、さらには安全性やコストパフォーマンスにも優れるなどといったオールラウンドさが魅力だ。
そのEクラスクーペが、セダン/ステーションワゴンに続いて、2013年8月にビッグマイナーチェンジを実施。いち早くおろしたてのニューモデルをドライブすることができた。
セダンでは変更されたリアフェンダーの形状はそのまま踏襲
従来に比べて印象の大きく変わったエクステリアは、一体型LEDヘッドライトや、大きなスリーポインテッドスターを持つスポーツグリル、開口部の大きなバンパーなど、アグレッシブな雰囲気となったフロントマスクの変更がメイン。
さらに「AMGスポーツパッケージ」を選ぶと、よりダイナミックさの際立つルックスとなる。 LEDリアコンビネーションランプのデザインが新しくなり、バンパー下部にディフューザーを備え、大型化されたエキゾーストエンドが与えられたリアビューも従来とは印象がずいぶん変わった。
一方で、セダン/ステーションワゴンでは廃止された筋肉質なリアフェンダーは従来を踏襲している。実際の話、セダンやステーションワゴンではやや違和感を覚えたものだが、クーペは似合うので残されたのだろう。
ダイレクト・セレクトの採用でセンターコンソールもすっきり
インテリアも変わった。最大のポイントは、「ダイレクト・セレクト」と呼ぶコラムシフトのセレクターの採用だ。これによりコンソールまわりがスッキリとした。
ただし、ダイレクト・セレクトの導入時からずっと、右ハンドル車であってもセレクターレバーが右側に設定されている点は、いまだにしっくりこない。E250クーペは右ハンドルのみで、E350クーペとE550クーペでは右ハンドルと左ハンドルの両方が選べ、今回試乗したのはE350クーペの右ハンドル仕様だったのだが、あらためてそう感じてしまった。
さらにはセンタートンネルの張り出しやフットペダルのポジションなど、右ハンドル特有の気になる点も少なからずある。
しかしそんなデメリットはあるにせよ、日本の交通状況下では右ハンドル車に乗るメリットのほうが遥かに大きいのも、ここであえて言うまでもない。
また、最近のメルセデスの日本導入モデルでは、ディスプレイに日本語で親切に表示してくれるようになったのはありがたいことで、このクルマももちろんそうだ。
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