南かおり/今井優杏の「自動車美人」番外編vol.1(2/4)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:今井優杏
車重約2トンのE350 BlueTEC 気になる燃費はいかほどか!?
さて、私達が一体どれくらいのロングドライブをしたのかと言いますと、結論から言うと、軽油を満タンにしてから給油ランプが点灯するまでの総走行距離は960km。つまりそれがいかほどの距離か想像がつかない!という諸兄のためにルートをご説明します。
メルセデス・ベンツ日本がある六本木を出発し、東北自動車道の岩手ICを降りて西へ向い県境を越え、秋田県の田沢湖へ。それから武家屋敷で有名な角館、秘湯として有名な乳頭温泉、そして小岩井牧場を経由し、宮城県の菅生までという非常に盛りだくさんの道程だったのです。 もちろん往路の高速道路がアベレージを引き上げているとはいえ、平均燃費はなんと14,4km/l!!車両重量が2トン近くあるEクラスの超剛性ボディをこの燃費で維持し続けるとは!
これは充分賞賛に値する数値だと言ってもよいでしょう。 加えて言うなら今回、“ガチンコ”で燃費計測をしたかったという理由から、敢えてエコドライブを積極的に行いませんでした。それどころかトルキーなエンジンはマイルドターボにも似て非常に踏み心地が良く、ついスポーティに運転してしまった、ということも加筆しなければなりません。
にも関わらず、初日の高速道路走行(六本木から田沢湖畔)に至っては、なんと15,4km/l。翌日の角館~乳頭温泉~小岩井の市街地+山道走行ですら11.3km/lと、感心のあまりにため息さえ出てしまうほどの数値をはじき出したBlueTECだったのでした。現在軽油の価格も上昇し、過去ほどディーゼルの恩恵を感じないという声も聞こえますが、日本のディーゼルはまだまだディーゼル元年。高燃費もさることながら、ガソリンエンジンとはまた違ったワクワクするようなトルキーなフィーリングは、きっとクルマ好きに響くと思います。
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