メルセデス・ベンツ 新型 Eクラス セダン&ワゴン(2013年モデル) 試乗レポート/河口まなぶ(1/4)
- 筆者: 河口 まなぶ
- カメラマン:茂呂幸正
メルセデス・ベンツが今、変わろうとしている
メルセデス・ベンツの中核モデル「Eクラス」が先ごろ大規模なマイナーチェンジを実施した。スタイリングのみならず、環境性能や安全性など全方位に渡り新たに生まれ変わっている。全21モデルと豊富なバリエーションを誇る新型 Eクラスの真価について、河口まなぶサンのレポートでお届けする。
メルセデス・ベンツというブランドが今、変わろうとしていることは、そのプロダクトから明らかだ。
日本市場でも今年は新型Aクラスを皮切りに、SLKクラスのMTモデルなど、次々にユニークな新型モデルを送り込む構え。同時に新型のほとんどが、新たなデザインを纏うとともに、これまでのメルセデス・ベンツでは“アバンギャルド”と呼ばれてきたスポーティな表現が中心になりつつある。
事実、ボンネットの先端にスリーポインテッドスターのマスコットを載せたモデルは今、数えるほどしかない。C/Eクラスの最廉価モデルとSクラス以外、かつては“限られたモデルにのみ与えられる”と言われていたスポーツグリルを採用するようになったのだから、時代と共に、メルセデス・ベンツも変わりつつあるわけだ。
「すべてが、劇的。」2000箇所以上の変更で生まれ変わったEクラス
かつてはEクラスといえば、アッパーミドルクラスにおける頂点であり、世界がお手本とした威厳と風格に満ちたサルーンであった。しかし、今やこのクラスでも“スポーティ”が標準となり、そうした時代の流れに今回の新型Eクラスも乗っている。
日本では「すべてが、劇的。」というキャッチコピーとともに登場した新型Eクラスは、実に2000箇所以上の変更を施して新たに生まれ変わった。そして同時にその存在感も明らかに、これまでと異なる方向へシフトした。
既に先にも少し記したが、ボンネット上にスリーポインテッドスターのマスコットを与えたモデルは、最もベーシックな「E250」にのみ設定される。そう、日本における新型Eクラスのラインナップは、完全に“アバンギャルド”に振られていて、E250以外はスポーツグリルを備えたスポーティな装いのモデルとなるわけだ。
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