国産セダンでは敵わない魅力は今も健在「メルセデス・ベンツ Eクラス」新型車解説(3/3)

国産セダンでは敵わない魅力は今も健在「メルセデス・ベンツ Eクラス」新型車解説
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価格の割安感で選ぶならば「E220d アバンギャルド」を

メルセデス・ベンツ 新型Eクラス E350d

主要グレードの価格は、2リッターのガソリンターボを搭載したE200アバンギャルドが675万円、2リッターのクリーンディーゼルターボを搭載したE220dアバンギャルドが698万円、V型6気筒3.5リッターのツインターボと4WDを搭載したE400 4MATIC エクスクルーシブが988万円だ。

価格の割安感で選ぶなら、E220dアバンギャルドがトップで、ガソリンエンジンが好みならE200アバンギャルドを推奨したい。

しかもドライブパイロットやアクティブブレーキアシストは全車に標準装着され、主だった安全装備にはグレード間の差を設けていない。従来型と比較して、機能や装備に対する価格が割安になった。

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クルマにとって大切なのは「走り・曲がり・止まる」という基本機能。メルセデス・ベンツは昔からそこに重点を置いて開発してきたが、今では日本車を含めて各メーカーともに性能が向上している。

そこで安全装備を筆頭に、ドライブパイロットのような先進のソフトウェア技術が重要な価値を持つようになった。

ちなみに670~700万円前後の国産セダンとしては、ホンダ レジェンド ハイブリッドEX(680万円)、レクサス GS350 Iパッケージ(682万6000円)、フーガハイブリッド クールエクスクルーシブ(679万4280円)などがある。この価格帯の日本車は売れ筋からはずれ、ハイブリッドが中心になるものの魅力が少々乏しい。メカニズムで注目されるのはレジェンド程度だ。「高価格セダンでは輸入車の人気が圧倒的」といわれるのも納得できる。

また、身内のメルセデス・ベンツ Cクラスセダンも、1.6リッターターボのC180 アバンギャルドは486万円だが、2リッターターボのC250スポーツは670万円に達する。日本での売れ筋はCクラスだが「ちょっと頑張ってEクラス」という選択もありそうだ。

憧れの「Eクラス」だからこそ、エレガンスマスクも多くのラインナップを

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特に往年のW123とかW124に憧れた中高年齢層のユーザーは、「メルセデス・ベンツといえばEクラス」だからとても魅力的だと思う。だからこそ、Eクラスのフロントマスクをアバンギャルド中心にせず、E400 4MATIC エクスクルーシブと同様のエレガンスマスクも用意して欲しい。

伝統的にいえば、アバンギャルドマスクは空気抵抗を意識したスポーツクーペ用で、セダンはエレガンスマスクになるからだ(大した話ではないですけど)。

なお、納期はE200アバンギャルドと同スポーツは、すでに在庫もあって今のところ納期が大幅に遅れることはないと思われる。ほかのグレードは10月以降の発売になる。

読者諸兄の中には、汗水流して働いて、ようやく子供も手が離れ、気が付けば定年の時期を意識するようになった方も少なくないだろう。

新型Eクラスは高価格車には違いないが、機能や装備を考えれば納得できる。日本で使うにはボディが少々大きいが、自分へのご褒美に、一度くらいは乗っても良いのではないかと思います。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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