メルセデス・ベンツ Bクラス 海外試乗レポート(1/3)

  • 筆者: 河村 康彦
  • カメラマン:ダイムラー・クライスラー日本株式会社
メルセデス・ベンツ Bクラス 海外試乗レポート
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『スポーツ・ツアラー』という全く新しいカテゴリー

首都マドリードに次ぐスペイン第二の都市、それが地中海を望む港町でありスペイン第一の商業都市でもあるバルセロナだ。もっとも、観光で訪れる人に対してはそれよりも「ピカソやダリ、ミロといった著名人を輩出した芸術都市であり、1992年にオリンピックが開催をされた土地」……と説明をした方がよりピンと来そう。そして、こうした仕事をしていると、その風光明媚さと気候の温暖ぶりから南仏などと共に新型車の国際イベントが頻繁に開催されるのがこの地方という事にもなる。メルセデス・ベンツのブランニュー・モデル『Bクラス』も、初めてのテストイベントはこのバルセロナの郊外で開催される事になった。

ところで、メルセデス・ベンツではこの新しいモデルを、「『スポーツ・ツアラー』という全く新しいカテゴリーに属するもの」と力説する。

ハードウェア的にはひと足先に誕生の新型Aクラスとの共通項が多いこのモデル。が、イメージ的には“大きなAクラス”とは決して見て欲しくない、という意図がそんなフレーズの中には見え隠れをするようだ。

先代(初代)Aクラスの場合、当初はおよそ3.6mという全長のコンパクトさを第一の売り物としていたものの、モデルライフの途中でホイールベースと全長を延ばした“ストレッチ・モデル”を追加設定すると、人気はそちらへと大きく移行したという経緯もある。新型AクラスとブランニューのBクラスとの間でも、その価格設定次第ではBクラスがAクラスの市場を“共食い”してしまう可能性は否定出来ない。

Bクラスが「全く新しいカテゴリー」のモデルであり、『スポーツ・ツアラー』なるこれまで聞き慣れないキャラクターの持ち主である事を生みの親であるダイムラー・クライスラーがここまで強調をするのは、ひとえに新型Aクラスとのキャラクターの差をアピールするための作戦と解釈をしても良さそうだ。このニューモデルは、そんなちょっと微妙なポジションに加えられた戦略モデルでもある。

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河村 康彦
筆者河村 康彦

1960年東京生まれ。工学院大学機械工学科卒。モーターファン(三栄書房)の編集者を経て、1985年よりフリーランスのモータージャーナリストとして活動を開始し、現在に至る。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、ワールド・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員、インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー選考委員 などを歴任。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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