自動車ライター 伊藤 梓が選ぶ! 年末年始オススメのクルマ映画
- 筆者: 伊藤 梓
自動車ライター 伊藤 梓が選ぶオススメ映画「名探偵コナン ゼロの執行人」
「自動車関連のライターとしておすすめの映画がアニメ?」と不思議に思われるかもしれないが、アニメでもクルマが扱われている作品が多いことはご存知だろうか。ジブリ作品でもカーチェイスがあったり、日常シーンのなかで丁寧にクルマが描かれていたりする。美しい女性とクルマの描写も多く、エヴァンゲリヲンでは葛城ミサトの愛車としてアルピーヌA310が出てきたり、最近は「若おかみは小学生!」というほのぼのしたアニメ映画に、グローリー・水領という占い師の女性が駆るポルシェ911カブリオレが登場し、ストーリーのなかでも重要な役割を果たしている。
そして、今回紹介する「名探偵コナン ゼロの執行人」は、もはやクルマが準主役といえるような演出がされているのだ。
「名探偵コナン」自体はご存知の方も多いと思うが、高校生探偵の工藤新一が謎の組織によって子供の姿にされ、江戸川コナンを名乗るようになり、謎の組織の情報を集めていくなかで、日常で起きる様々な事件を解決していくというストーリーだ。
劇中はRX-7の首都高ドリフトやジャンプなど見所満載!
今回の「ゼロの執行人」では、主人公のコナンのほかに公安警察所属の安室透(別名:降谷零)というメインキャラクターがいて、当初はコナンと敵対しながらも最終的には協力して爆破テロ事件に挑むという話になっている。実はこの安室が乗っているクルマが、マツダ RX-7(FD3S型)なのである。このRX-7は一般的に「FD」と呼ばれるモデルで、作中に登場するFDを観察すると、フロントバンパーの形状は前期型なのだが、テールランプとウィングは後期型。特別に発売された安室透仕様のトミカは後期型なので、公式としては後期型と考えているようだ。
余談だが、ほかの登場人物である女性警部補の佐藤美和子が乗っているクルマも、FD(前期型)。実は原作者である青山剛昌先生の愛車もFD(前期型)で、相当このクルマに思い入れがあるようだ。このほかの警察官や登場人物も様々なクルマに乗っているので、クルマを中心にコナンを見るのも面白いかもしれない。
少々脱線してしまったが、とにかく「ゼロの執行人」に出てくるこの安室とFDのコンビが問答無用でかっこいいのだ。実写では絶対できないようなシーンがたくさん出てきて、首都高をドリフトしたり、クルマの間をすり抜けたり、積載車に乗り上げてジャンプしたり、挙げ句の果てにモノレールの線路を駆け抜け、最後には……。
クライマックスシーンは是非皆さんの目で確かめてほしい。さらに名探偵コナンの良いところは、単にクルマ好きのお父さんだけではなく、子どもや奥さまなど、家族と一緒に見られること。家族で集まる年末年始にドキドキワクワクしながら見るにはもってこいだと思う。ただし、奥さまのハートは確実に安室透に奪われてしまうので、それは覚悟の上で……ですが。
[筆者:伊藤 梓]
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