マツダ ロードスター vs トヨタ 86・スバル BRZ 試乗レポート(1/4)
- 筆者: 藤島 知子
- カメラマン:和田清志
NCオーナーでもあった藤トモさんが新型ロードスター(ND)と86・BRZを乗り比べる!
2015年5月20日、遂にマツダの4代目(ND)『ロードスター』の正式発表が行われた。
「遂に・・・」と言ったワケは、このモデル、発表前からロードスターファンに向けてデザインを世界初公開するイベントを大々的に行ったり、開発者のもの作りに掛けた思いを伝え、試乗体験ができる催しが各地で盛んに行われたりと、メーカーがユーザーに直接アプローチする新戦法に乗り出していたからだ。
しかも、今ノリにノッているマツダが送り出すスポーツモデル。なおかつ、ボディからエンジン、トランスミッション、シャシーなど、新世代のSKYACTIVテクノロジーをフル搭載した第6番目のモデルということで期待値は高まるばかりだ。
振り返ってみれば、先代のロードスター(NC)はモデルライフの途中でリーマンショックを迎えたりと、スポーツカー不遇の時代を乗り切ってきたが、新型のロードスターはなんと恵まれた環境で登場したモデルなのだろうか。
トヨタ「86」やスバル「BRZ」の発売以降、ダイハツ「コペン」やホンダ「S660」も登場してスポーツカー熱が再燃しかけている今、まさにこうしたモデルの登場を待ちわびていたファンも少なくないだろう。
4代目となるロードスターはスタート価格こそ先代が最後のマイナーチェンジを迎えた時のベースモデルと比べて車両本体価格が9万5千円程度上がってはいるものの、このクルマの為に専用設計が施された各部の作り込みをみても歴代モデルの中ではかなり贅沢なクルマに仕立てられていることが分かる。
さらに、『ライトウエイトであること』もロードスターの原則のひとつだが、2リッターから1.5リッターへのエンジンの小排気量化を含め、骨格構造を見直し、質量を低減することで軽量化を図るなど、ベースグレードの比較では先代よりも車重は120kgも軽い990kgを実現してみせた。
軽量なアルミ材の採用箇所は拡大され、ソフトトップ仕様はフロントフェンダー、シートバックバー、幌の骨組みとヘッダーパネルなどに積極的に採用されている点にも驚かされる。
こうしたところひとつとっても、『原点回帰』と言うにしては、個人的には「随分立派なクルマになった」という印象を受けるが、これまでのモデルでは物足りないと思っていた人を振り向かせるには効果的な変化といえるのかも知れない。
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