マツダ ロードスター(2008年マイナーチェンジモデル)新型車解説(4/4)
- 筆者:
- カメラマン:島村栄二
“人馬一体”の走りを楽しめ
一方、走行面に於いては、6速ATに“ダイレクトモード機構”と、“AAS(アクティブアダプティブシステム)”を新採用。ドライバーの動作意思を瞬時に汲み取り、狙い通りのコーナリング・アプローチや、加減速を行うという。そして肝心要のポイントは、この2Lエンジンに、高剛性鍛造クランクシャフトを採用したことだ。これにより、出力のピークを従来の6,700rpmから7,000rpmへ変更。おまけに最高回転数も7,000rpmから7,500rpmまでに引き上げられており「ガンガン回して抜けるような爽快なエンジンフィールを堪能することができる」と、開発主査の貴島孝雄氏は言う。これぞまさに“人馬一体”といったところか。
また6速MT車には、スポーツカーらしくエンジンサウンドも楽しめるようにと、新開発の“インダクションサウンドエンハンサー”を採り入れている。このシステムは、エンジンに空気が流入する際に生じる吸気鼓動を増幅させて、それを車内に響かせるという仕組みだ。つまりせっかくのライトオープンスポーツなのだから、軽快な走りと音を存分に楽しんでもらおうというのが狙いだ。
ロードスターが持つ、手軽なオープンエアーの魅力や軽快な走りには、アメリカやヨーロッパからも高い評価を受けており、依然世界中に多くのファンを有している現状だ。それはギネスでも証明済みで、生産台数50万台突破として“小型オープンスポーツカーカテゴリー生産台数世界一”の認定を受けたほどだ。
ちなみに現在は既に55万台を突破。この勢い、決して衰えて欲しくないと切実に思う。私自身もこの原稿を書いていて、欲しくなってきたほどだ。
1989年誕生のマツダ ロードスター・・・来年は20歳を迎える。
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