[試乗]マツダ 新型 デミオ・CX-3、二度目の一部改良は中身の充実で勝負する(1/4)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:原田淳・茂呂幸正
マツダの最新技術を惜しみなく投入
マツダが2016年11月、コンパクトカー”デミオ”と、コンパクトSUV ”CX-3”をそれぞれ一部改良した。いずれのモデルも、マツダが今持つ最新技術を惜しみなく投入することで、さらにブラッシュアップされている。そんな地道な改良の成果はどうだったのか。テレビでもお馴染みのモータージャーナリスト、竹岡圭さんのレポートで詳細にお届けします。
新型デミオのディーゼルがますます洗練された
まずは新型デミオからご紹介しましょう。
元々クラス概念を打ち破ることを目標にして作られたクルマだけあって、さらにクラスを超えるべく、上級車種に盛り込まれている技術をギュッと詰め込んできたという印象です。
例えば、”ナチュラル・サウンド・スムーザー”。ディーゼルエンジンの雑音を消す技術ですが、今回はさらに”ナチュラル・サウンド・周波数コントロール”という技術も盛り込まれたんですね。
こちらは瞬きの1/20の時間の間隔で、燃料噴射をコントロールすることで、ディーゼル特有のノック音を低減してくれます。さらに、車両後方から入ってくるノイズも遮音するなどして、静粛性の高まった快適な室内空間を提供しようという試みですね。
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