新型デミオの数少ない弱点!?ショックアブソーバーを“リーズナブルに”改善!(2/3)
- 筆者: 永田 恵一
- カメラマン:永田恵一
施工をお願いしたのは千葉県にある「サンコーワークス」
施工をお願いするために向かったのは、ネオチューンの総本山である千葉県いすみ市のサンコーワークス。
ネオチューンの開発者でありサンコーワークス代表の喜多見さんは、レース、ラリー、ドリフトなどあらゆるモータースポーツに精通したエンジニア兼チューナー兼メカニック。2013年に国沢光宏師匠が電気自動車の日産リーフで挑戦した全日本ラリーの際には、日本のラリーを代表する方々と車両制作を担当していただいています。
(この年は参戦2戦目の京丹後ラリーではクラス3位表彰台、3戦目の新城ラリーではクラス優勝まで果たしてしまいました。さらにいえばラリーでのバッテリーの持ちだけは別にしたリーフの運動性能、ポテンシャルはとんでもないものがあり、私は親しみを込めて「動けるデブ」と呼んでおります)
おまけに喜多見さんは、2012年に25年振りに国沢光宏師匠とタイで行われた国際ラリー「キングスカップ」に出場し優勝するなどドライバーとしての腕も一流と、とにかくスーパーなおじさまであります。
施工前は車の確認のためタイヤの空気圧もしっかり指定値に合わせ、喜多見さんがハンドルを握ります。
現行デミオは初めての施工だったのですが、喜多見さんからは「パワフルだし、ノーマル状態にしては足もなかなかよく動いていていい車だね」とのお言葉。
ダンパーのセッティングは料理で言えば味付けのようなものであるのと同じで、ネオチューンもオイルのチューニングで車の性格を好みに近いものに変えることが可能です。
基準となる「スタンダード」、乗り心地重視の「コンフォート」「ベリーコンフォート」「スーパーコンフォート」、ハンドリング重視の中から「今車高を下げるスプリングが付いている」といった車の状況も含めて選択することができます。
どれを選んでも(フィーリングは異なるものの)乗り心地とハンドリングを同時に向上するという方向性には変わりがなく、今回は喜多見さんとの相談の上「ベリーコンフォート」でお願いしました。
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