「マツダ CX-5」の登場でクリーンディーゼルが大ブームへ!/松下宏(1/3)

「マツダ CX-5」の登場でクリーンディーゼルが大ブームへ!/松下宏
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クリーンディーゼル車復興の起爆剤として期待される「マツダ CX-5」

マツダ CX-5と山内孝会長・社長兼CEO
マツダ CX-5 フロントイメージマツダ CX-5 リアイメージ

ヨーロッパでは売れる乗用車の半分くらいをディーゼル車が占めているというのに、ここ数年の日本におけるディーゼル車は僅か1%にも満たない売れ行きでしかなかった。

それがここに来て、大きく変わりそうな状況になってきた。

最新のクリーンディーゼルを搭載した「マツダ CX-5」の受注が好調だからだ。しかも、CX-5にはガソリンエンジンとクリーンディーゼルエンジンの2機種がラインナップされているが、発売一ヶ月の受注のうち73%がクリーンディーゼルと、高い比率でディーゼル車が売れている。

新しいクリーンディーゼルの時代がまさに今、開かれようとしている。

日本でディーゼル車が売れなくなったのは、石原都知事のパフォーマンスが原因と指摘する人が多い。2000年に環境確保条例を施行したとき、記者会見の席で石原都知事が煤入りのペットボトルを振ってみせ、ディーゼル車の排気ガスの悪さを強調したからだ。

一変したディーゼル車に対する評価

それ以前にも、振動や騒音が大きくて当時はまだ黒鉛を噴いて走るトラックやバス、1BOXバンなどが多く、ディーゼル車に対する評価はあまり良くなかったのだが、石原都知事のパフォーマンスはディーゼル乗用車に完全に引導を渡すような形になった。

都条例を受けて国も厳しい環境基準を設定するようになり、新長期規制、ポスト新長期規制という形で世界で最も厳しい排気ガス規制をディーゼル車に対して実施した。そして、これに対応できるディーゼルエンジンが「クリーンディーゼル」として認められるようになった。

ポスト新長期規制に対応したクリーンディーゼルの出す排気ガスは本当にきれいだ。

クルマの後ろに回って排気管のところに白いハンカチをかざしてもハンカチが黒くならない。10年前のディーゼル車ならすぐに真っ黒になったから、その差は歴然としている。

ハンカチが汚れない理由は、最新規制に適合したクリーンディーゼルの排気ガスに、ほとんど煤が含まれていないからだ。同時に、目に見えない有害なNOx(窒素酸化物)もしっかりと処理されている。

日本では現在、エコカー減税が実施されているが、このエコカー減税の中でクリーンディーゼル車は購入時の自動車取得税と自動車重量税の100%減税(免税)を受けることができる。さらに、次世代自動車新興センターからの補助金も受けられる。

クリーンディーゼル車以外で免税扱いになる対象車は、電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)、プラグインハイブリッド車(PHV)、天然ガス自動車(CNG車)、燃料電池車など、最新の環境性能車ばかりだ。クリーンディーゼルはこれらのクルマと同じように環境性能が優れていることが認められている。

大気汚染の元凶として嫌われた時代が丸でウソだったかのように、今のディーゼル車に対する評価は一変しているのだ。

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松下 宏
筆者松下 宏

自動車そのものはもとよりクルマに関連する経済的な話題に詳しい自動車評論家。新車、中古車を含めてユーザーサイドに立った的確な購入アドバイスを語ることで定評がある。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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