シーズン直前チェック! 実は4WD技術も凄かった、マツダのディーゼル&AWDの魅力(2/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:和田清志
常に「これからクルマがどのように走るのか」を先読み
例えば舗装路から雪道に乗り入れると、センサーからの情報によって、路面の状態が変わったことを検知する。登り坂や下り坂、ハンドルの角度、カーブを曲がっている時の状態なども把握できる。
これらの情報を組み合わせて「これからクルマがどのように走るのか」という先読みを行うのが予兆制御だ。
この制御により、雪道でハンドルを切った状態で坂道発進を行うといった駆動力の伝達効率が下がりやすい場面でも、i-ACTIV AWDであれば空転をほとんど発生させずに発進できる。路面状態、勾配、空転の原因になりやすいハンドルの切れ角などを車両が正確に把握して前後輪に最適な駆動力を配分するから、前輪が空転した後で後輪が本格的な駆動を開始する不安定を招きにくい。
予兆制御は燃費性能向上にも役立つ技術だった
この綿密な制御は燃費の向上にも役立つ。
滑りやすい路面で前輪の空転が生じれば、燃料の消費量が増えてしまう。だからといって常に後輪にも高い駆動力を与えておくと、センターデフ式AWDがそうであるように駆動力のロスが生じる。前後輪の駆動力配分を常に最適化させることで、空転と駆動力ロスを両方とも小さく抑えられる。
i-ACTIV AWDの開発者は「2WDよりも燃費の優れたAWDの開発に取り組んでいる」と言う。
AWDは2WDに比べて車両重量や駆動抵抗が増える。従って2WDに比べて燃費が悪くて当たり前とされるが、前述の予兆制御を徹底させれば、2WDでは不可避的に発生する微妙な駆動輪の空転をゼロに近づけられる。これにAWDの軽量化、駆動効率の向上などを組み合わせると「2WDよりも燃費の優れたAWD」が可能になるわけだ。
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