【DESIGNER’S ROOM】マツダ 新型「アクセラ」デザイナーインタビュー/マツダ デザイン本部 チーフデザイナー 田畑 孝司(3/5)

  • 筆者: 森口 将之
  • カメラマン:オートックワン編集部・MAZDA
【DESIGNER’S ROOM】マツダ 新型「アクセラ」デザイナーインタビュー/マツダ デザイン本部 チーフデザイナー 田畑 孝司
【DESIGNER’S ROOM】インタビューを担当した自動車評論家の森口将之さん(左)と、マツダ デザイン本部 「アクセラ」担当 チーフデザイナー 田畑 孝司さん(右) 【DESIGNER’S ROOM】自動車評論家の森口将之さん(左)と、マツダ デザイン本部 「アクセラ」担当 チーフデザイナー 田畑 孝司さん(右) 【DESIGNER’S ROOM】自動車評論家の森口将之さん(左)と、マツダ デザイン本部 「アクセラ」担当 チーフデザイナー 田畑 孝司さん(右) 【DESIGNER’S ROOM】自動車評論家の森口将之さん(左)と、マツダ デザイン本部 「アクセラ」担当 チーフデザイナー 田畑 孝司さん(右) 【DESIGNER’S ROOM】自動車評論家の森口将之さん(右)と、マツダ デザイン本部 「アクセラ」担当 チーフデザイナー 田畑 孝司さん(左) 【DESIGNER’S ROOM】自動車評論家の森口将之さん(左)と、マツダ デザイン本部 「アクセラ」担当 チーフデザイナー 田畑 孝司さん(右) 【DESIGNER’S ROOM】マツダ デザイン本部 「アクセラ」担当 チーフデザイナー 田畑 孝司さん 【DESIGNER’S ROOM】マツダ デザイン本部 「アクセラ」担当 チーフデザイナー 田畑 孝司さん 【DESIGNER’S ROOM】マツダ デザイン本部 「アクセラ」担当 チーフデザイナー 田畑 孝司さん 【DESIGNER’S ROOM】マツダ デザイン本部 「アクセラ」担当 チーフデザイナー 田畑 孝司さん 【DESIGNER’S ROOM】マツダ デザイン本部 「アクセラ」担当 チーフデザイナー 田畑 孝司さん 画像ギャラリーはこちら

目指したのは「チーターが疾走する姿」

【DESIGNER’S ROOM】マツダ 新型アクセラスポーツ 後方へと向かうスピード感と躍動感の表現【DESIGNER’S ROOM】マツダ 新型アクセラスポーツ 力強いスタビリティ感の表現(イメージ)

AO:ボディサイドでこだわった点を教えてください。

T:一つはベルトラインの高さと傾きです。ここでは、クロームのラインを下だけにしています。アテンザは全周に回していますが、そうするとラグジュアリー感の強調になってしまう。今回欲しかったのは、下のラインが途中で上昇に転じる、キックアップの記号性です。デミオから採用したこのラインを、質感高く際立たせ、リアのフェンダーに全体の重心が乗って、後ろから蹴り出すような塊感を出したい。それを象徴的に見せたいと考えました。

AO:以前、デザイン本部長の前田さんに伺ったとき、チーターの走る姿を参考にしたと言っていましたが、その点は同じですか。

T:はい、新型アクセラの造形も、チーターからインスピレーションを受けています。美しく走るという意味では、チーターじゃないとダメだと思っています。頭が小さくて、尾が太くて、前後でバランスを取って走る姿勢のバランスがいいのです。アクセラも同様に、止まっていても走っていても美しくなくてはいけないですから。

◎参考:

■マツダ デザイン本部長 前田育男 インタビュー[2012年6月28日]

セダンとハッチ、リアドアが共通化された意外な理由

【DESIGNER’S ROOM】マツダ 新型 アクセラスポーツ【DESIGNER’S ROOM】マツダ 新型 アクセラ セダン

AO:アクセラスポーツとセダンのリアドアを共通にした理由は。

T:最初は「できません!」と自信を持って言ったのですが、進めていくうちにいっしょにできそうになって、共通にしました。結果論です。前後のフェンダーの塊で作ったようなデザインですから、ベストな一つのバランスでは同じになるのは自然なことだと気が付きました。

でもドアから後ろのお尻の傾け方をどうするかに難航しました。ちなみにアクセラ スポーツとセダンのリアコンビランプは全く別物で、デザインは似ていますが上から見るとスポーツは丸く、セダンはトランクの開口部があるために少しフラットになっていること、そしてワイド感を出すために幅方向に長いのが分かっていただけると思います。

AO:セダンはいわゆる3ボックススタイルではなく、クーペに近いデザインですが、これは狙ったのでしょうか。

T:最初から3ボックスではなく、クーペに近いフォルムを狙っていました。一時期、セダンのリアオーバーハングを伸びやかに、スッと抜けていくスタイリングを目指そうと思った時期もありましたが、アテンザに似てくるし、Cセグメントに見えないので、スポーツと同じように、リアタイヤに重心を乗せて、前に押し出す感じを出しました。だからスポーツに似ていると思われるのは大歓迎です。

【DESIGNER’S ROOM】マツダ 新型 アクセラスポーツ ソウルレッドプレミアムメタリック
【DESIGNER’S ROOM】マツダ 新型 アクセラスポーツ チタニウムフラッシュマイカ【DESIGNER’S ROOM】マツダ 新型 アクセラスポーツ ディープクリスタルブルーマイカ

AO:ボディカラーについての考えを聞かせてください。

T:魂動デザインのエモーショナルなボディを表現するには特別カラーのソウルレッドプレミアムメタリックが必要です。

一方、同じような輝きを持つ新色としてチタニウムフラッシュマイカディープクリスタルブルーマイカを入れました。この2色は、今までのブラウンやブルーより魂動の造形を表現できていて、質感を見せるのに有効です。またホワイトのインテリアとのコンビネーションも非常に良いカラーです。チャレンジングな色でしたが、好評を博しています。

この記事の画像ギャラリーはこちら

  すべての画像を見る >

【PR】MOTAおすすめコンテンツ

森口 将之
筆者森口 将之

1962年東京都生まれ。モータージャーナリスト&モビリティジャーナリスト。自動車専門誌の編集部を経て1993年フリーに。各種雑誌、インターネット、ラジオなどのメディアで活動。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。グッドデザイン賞審査委員。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

MOTA編集方針

「車好きのみんなが見ているメルマガ」やSNSもやってます!
カー用品・カスタムパーツ

愛車の売却を、もっと楽に!もっと高く!

  • 一括査定はたくさんの買取店からの電話が面倒?

    これまでの一括査定は、たくさんの買取店からの電話が面倒でした。MOTA車買取なら、最大20社の査定額をwebで簡単比較。やり取りするのは査定額上位の3社だけ。車の査定が楽に完結する仕組みです。

  • 一括査定は本当に高く売れるの?

    これまでは、買取店に会わないと査定額がわからず、比較がしづらい仕組みでした。MOTA車買取は、申込翌日18時に最大20社を簡単比較。加えて、買取店は査定額上位3社に選ばれるために競い合うから、どうしても高く売れてしまいます。

新車・中古車を検討の方へ

人気記事ランキング
最新 週間 月間

新着記事

新着 ニュース 新型車 比較 How To
話題の業界トピックス・注目コンテンツ

おすすめの関連記事

マツダ アクセラスポーツの最新自動車ニュース/記事

マツダのカタログ情報 マツダ アクセラスポーツのカタログ情報 マツダの中古車検索 マツダ アクセラスポーツの中古車検索 マツダの記事一覧 マツダ アクセラスポーツの記事一覧 マツダのニュース一覧 マツダ アクセラスポーツのニュース一覧

この記事にコメントする

コメントを受け付けました

コメントしたことをツイートする

しばらくしたのちに掲載されます。内容によっては掲載されない場合もあります。
もし、投稿したコメントを削除したい場合は、
該当するコメントの右上に通報ボタンがありますので、
通報よりその旨をお伝えください。

閉じる