マツダ、新技術「GVC」を搭載したアクセラを発売 ~待望の1.5リッターディーゼルも追加ラインナップ~【徹底解説】(4/4)

マツダ、新技術「GVC」を搭載したアクセラを発売 ~待望の1.5リッターディーゼルも追加ラインナップ~【徹底解説】
マツダ アクセラ(2016年改良モデル) マツダ アクセラスポーツ 22XD L Package(2016年改良モデル) マツダ アクセラスポーツ 22XD L Package(2016年改良モデル) マツダ アクセラスポーツ 22XD L Package(2016年改良モデル) 画像ギャラリーはこちら

アクセラスポーツに、待望の1.5リッター クリーンディーゼルが追加!

マツダ アクセラスポーツ 22XD L Package(2016年改良モデル)マツダ アクセラスポーツ 22XD L Package(2016年改良モデル)

グレード構成は大幅に見直された。最も注目したいのは、デミオとCX-3が搭載していた1.5リッターのクリーンディーゼルターボを5ドアハッチバックのアクセラスポーツに追加したことだ。

動力性能は最高出力が105馬力(4000回転)、最大トルクが27.5kg-m(1600~2500回転)だからCX-3と同じ数値になる。6速ATのみで、JC08モード燃費は21.6km/L。燃費数値は2.2リッターのクリーンディーゼルターボに近い。

また従来は特別仕様車のみの設定だったセダンの2.2リッタークリーンディーゼルターボ搭載車が、変更後はグレード化された。ただしスポーツと違って6速MTは選べない。クリーンディーゼルターボの4WDが加わったことも注目点で、この仕様はスポーツとセダンの両方に設定される。

残念なのは、スポーツに設定されていた2リッターのガソリンエンジンが省かれたこと。1.5リッタークリーンディーゼルターボとの入れ替えだが、2リッターのガソリンは、話題性は乏しくても走行性能のバランスが優れていた。アクセラ全体の中心的な仕様でもあったから、喪失感は否めない。

整理すると、5ドアボディのアクセラスポーツが搭載するのは、1.5リッターガソリン、1.5リッターと2.2リッターのクリーンディーゼルターボになる。

アクセラセダンは、1.5リッターガソリン、2.2リッターのクリーンディーゼルターボ、2リッターのハイブリッドだ。

マツダ アクセラHYBRID S L Package(2016年改良モデル)

2.2リッターのクリーンディーゼルターボ搭載車をプロアクティブと上級のLパッケージに区分したことも注目される。

以前はグレードがXDのみで、本革シートやサンルーフを標準装着したから価格が306万7200円と高かった。なぜ豪華装備を省いた標準的な仕様を280万円前後で設定しないのか開発者に尋ねると、「ディーゼルのXDをフォルクスワーゲンゴルフGTIのような上級モデルに位置付けたい。従って充実装備のグレードのみとした」という少し分かりにくい返答だった。変更後は購入しやすくなる。

2WDの価格は1.5リッターのガソリンエンジンを搭載した15Sプロアクティブが213万8400円。この価格は変更前の15Sツーリングと同じだ。7万5600円のセーフティクルーズパッケージを加えると、スマートブレーキサポートが備わって緊急自動ブレーキが高速域でも作動するようになり、レーダークルーズコントロールも得られる。

後方の並走車両などを知らせるブラインドスポットモニタリングは標準装着されるので、1.5リッタークラスの日本車としては、安全装備の充実度がきわめて高い。

スポーツに新搭載された1.5リッターのクリーンディーゼルターボは、主力の15XDプロアクティブが243万円。廃止された2リッターのガソリンエンジンを搭載した20Sツーリングと同価格だ。これは戦略的に割安な仕様と考えて良い。

マツダ アクセラスポーツ 22XD L Package(2016年改良モデル)

2リッターのガソリンエンジンに比べると1.5リッターのクリーンディーゼルターボは高コストで、同じエンジンを積んだCX-3のXDツーリングは259万2000円だ。この仕様に前述のセーフティクルーズパッケージを加えて、合計250万5600円とするのが、新型アクセラスポーツの最も買い得な仕様となる。

クリーンディーゼルターボであればエコカー減税が免税になり(初回車検時の自動車重量税も同様)、出費を抑える上でも有利だ。そして2.2リッターのクリーンディーゼルターボを搭載する22XDプロアクティブは、スポーツ、セダンともに278万1000円。この価格であれば求めやすい。以前のXDと同様の22XD・Lパッケージは308万8800円となる。

ちなみにマツダのセールスマンからは「アクセラに1.5リッターのクリーンディーゼルターボを搭載して欲しい」という要望が多かった。実際、追加設定された15XDプロアクティブは、前述のように性能と価格のバランスが良い。

ならばこのエンジンはセダンにも搭載すべきだろう。当然の話だが、魅力ある仕様こそ複数のボディで選べた方がユーザーのメリットが大きいからだ。

特に全長が4600mm以下のセダンは、日本車では全般的に設計が古く、欧州車は品ぞろえが少ない。アクセラセダンに15XDプロアクティブやLパッケージを設ければ、アクセラのファンがさらに増えると思う。マツダには早急に検討してもらいたい。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

監修トクダ トオル (MOTA編集長)

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