マツダ アクセラ SKYACTIV 試乗レポート/森口将之(1/3)
- 筆者: 森口 将之
- カメラマン:オートックワン編集部
最大のトピックは、デミオが「スカイアクティブG」と呼ばれるガソリンエンジンのみの投入だったのに対し、アクセラではトランスミッションも「スカイアクティブ・ドライブ」と名付けられた新型にスイッチされ、パワートレイン全体がスカイアクティブ化していることだ。
形式的にはトルコン式6速ATであるが、なんと車速10㎞/h以上のほぼ全域でロックアップを行うことで、DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)に匹敵するダイレクト感を獲得するとともに、発進時にはトルコン、変速時には電子制御と油圧制御を統合したモジュールを活用することで、CVT並みのスムーズネスも実現できたという。
このATとコンビを組むエンジンは2ℓ直列4気筒の直噴自然吸気で、既存のエンジンルームに収める関係から理想としていた4-2-1の排気系は使えず、4−1に留めたことや、レギュラーガソリン対応としたために、スカイアクティブ自慢の高圧縮比は12:1と、デミオの14:1と比べると控えめになっている。
ちなみに完全な形でのスカイアクティブ・テクノロジーが搭載されるのは、オールニューのボディ/シャシーとともに登場予定のクロスオーバー、CX−5が第1弾になるとのこと。それでも最高出力の154ps、最大トルクの19.8㎏mは従来の2L自然吸気エンジンを上回っており、10・15モードでちょうど20㎞/Lの燃費は1.5L並みだ。
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