レクサス 新型 GS450h 試乗レポート/渡辺陽一郎(1/3)

レクサス 新型 GS450h 試乗レポート/渡辺陽一郎
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遅れてきた本命モデル、待望の試乗レポート!

レクサス GS450h "Version L" リアビューレクサス GS450h "Version L" エクステリア

今ごろレクサスGSを試乗したの? 不可解に思った読者諸兄も多いだろう。

新型 レクサス GSのフルモデルチェンジ発表は2012年1月26日。オートックワンでは既に試乗レポートも掲載している。

だが肝心の本命、ハイブリッドモデルのGS450hは発売が3月19日に延期されていた。ようやく試乗車が用意出来たので、ここで改めて新型「レクサス GS450h」のテストとなったわけだ。

新型 レクサス GS450hのハイブリッドシステムは、GS350に搭載されるV型6気筒3.5リッターエンジンがベースになる。燃料を噴射するインジェクターは、燃料を圧縮して燃焼させるシリンダーの内部と、吸気ポートの両方に装着。2つのインジェクターを備える凝ったエンジンとなる。

従って同じ「450h」の名称が付いても、4月17日にこのサイトで速報試乗レポートがアップされたSUVモデル「レクサスRX450h」とは、メカニズムが異なる。エンジン、モーターともにRX450hよりもGS450hの方が強力だ。エンジンとモーターの駆動力を合算したシステム最高出力は、RX450hが299馬力、対するGS450hは348馬力。「450」には4.5リッター並みの出力という意味が込められるが、GS450hの場合はいっそ「GS500h」を名乗っても良いだろう。

「肉食系ハイブリッド」って、どんなエコカー?

レクサス 新型 GS450h 試乗会 会場 レクサス・ハイブリッドシステム
レクサス GS450h "F SPORT" V6 3.5リッター 2GR-FXEエンジン+レクサス・ハイブリッドレクサス GS450h " JC08燃費18.2km/Lをマークし、「平成22年度燃費基準+25%」「平成17年度基準排出ガス75%低減レベル」「2015年燃費基準」を達成。エコカー減税に適合する。

ハイブリッド車の話をしているのに、4.5リッターではなく5リッターだとか、かなり肉食系的な展開になってしまった。

実はそれこそがGS450hの特長。モーター駆動の目的は、燃費の節約というより「燃費と動力性能をバランス良く向上させること」に置かれている。ただの野獣・肉食系なんかじゃあないのだ。

特に先代GS450hはパワー指向が強かった。先代型のJC08モード燃費は12.8km/L、10・15モードは14.2km/Lだから、2.4リッタークラスの普通のガソリンエンジン車と同等で、取り立てて低燃費だったワケでもない。

先代のレクサス GS450hが売られていた頃、開発者に「この燃費数値でエコカー減税によって購入時の税額が免税(100%カット)されるのは、筋が違うのではないか」と問い掛けたところ、「GSやLSのハイブリッドは、ターボのように出力の増強を視野に入れている。プリウスのハイブリッドとは性格が異なる。それでも出力と燃費のバランスを見れば、効率はかなり高い」という、やや苦しい返答であった。

ところが新型のレクサス GS450hは、燃費の数値を大幅に向上。JC08モード燃費は18.2km/L、10・15モードは20.5km/Lへと進化を遂げた。2.4リッター並みの燃費が、1.5リッターの小型車並みの低燃費になったワケ。実にプラス40%以上の伸び率である。

まさに劇的な進化だが、この背景には「ハイブリッド車を買ったのに、燃費が全然良くないではないか!」という先代型GS450hに乗るユーザーの批判も少なからずあったという。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

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