レクサス GS 新型車徹底解説

レクサス GS 新型車徹底解説
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全体に彫刻的な面を強調した特徴的なデザイン

フロントマスクエンジン

GSは国内のレクサスにとって初めての本格プレミアムセダンとして開発されたモデルだ。すでに北米では、日本でのアリストをGSの名で販売していた。今回は車名が全世界で統一されたことになる。

スタイリングは、従って旧アリストをイメージさせる独立4灯式のヘッドライトが特徴。全体に彫刻的な面を強調したデザインだが、リアビューはやや幅が狭く見えてしまうのは気になる。

ボディサイズは全長4830mm、全幅1820mm、全高1425mm、ホイールベース2850mmというスペック。これはBMW5シリーズやメルセデス・ベンツEクラスとほぼ同じサイズになる。

エンジンはV6の3.5L(GS350)とV8の4.3L(GS430)。さらにハイブリッドのGS450hが加わる。駆動方式はGS350に4WDが用意されているほかはFRだ。

ミッションはハイブリッドがマニュアルシフトモード付の無段変速、他はやはりマニュアルシフトモード付だが6速ATが組み合わされる。

今回のマイナーチェンジではGS450hで登場したプレミアムライトブルーの外板色が他のグレードでも選べることになったのが追加点だ。

フロントスタイリングリアスタイリングフロントビューリアビューサイドビュー

クオリティ、質感の高いインテリア空間

インテリア

今回のマイナーチェンジで採用されたのはドアロックすると自動的にドアミラーがオートで電動格納する機能を備えたこと。 インテリアのデザインはデビュー時と変わっていないのだが、全体のクオリティ、質感は向上しているように感じた。

ドライビングポジションはやや低め。Aピラーはやや角度が急なこともあり、ポジションを高めにすると、頭部に圧迫感がある。ハンドルはチルト、テレスコピックの調整ができるが、ハンドルの角度はやや水平に近い感じがするのは、デビュー時からのもの。個人的にはもう少し、ハンドルの角度を立ち気味にしてほしいところだ。

リアシートも着座は低め。シートは後端が沈みこんでいるので、ヘッドスペースは確保されている。開放感はないが、落ち着くスペースだ。レッグスペースも左右2名分は確保されている。ただし中央のトンネルは大きく、高い。リアシートとトランクはアームレスト部分からのスルーになる。

トランクのスペースはゴルフバッグ4セット収納も可能。ただし、ハイブリッドモデルはバッテリーが大きく、ゴルフバッグは2セットまで。

フロントシートリアシートトランクスイッチシフトノブ

ハイテクな走り味こそGSの特徴

エンブレム

GSのパワーユニットはV8、4.3Lの280馬力とV6、3.5Lの315馬力の2種類。3.5Lのほうが高出力なのは、こちらが次世代エンジンだから。いずれ、V8エンジンも次世代エンジンに代わるはずだ。とはいうものの、V8エンジンは今でも十分に強力だ。

スタートしてから3000回転あたりまではフツーに速い。4000回転をオーバーするとトルクがグンッと太くなり一気に6000回転まで上昇する。しかもエンジン音も6000回転で室内への侵入がきちんと抑えられている。

6速のATはキックダウンショックもなく、スムーズ。マニュアルモードにシフトすればさらに俊敏な操作が可能になる。パワーパターンをスイッチで選択すると、スポーツ走行対応制御が働き、ダイレクトなアクセルレスポンスが得られる。ナビゲーションからの情報を基に、適切なギアを選択するNAVI・AI。シフト制御も素晴しい。

アクティブスタビライザーサスペンションシステムをはじめ、数々の電子制御が、安全で、速いドライビングを可能にしてくれる。このハイテクな走りの味こそ、GS(=上級レクサス車)の特徴といってよいだろう。ここを楽しんでこそ、GSの楽しさがわかる。

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石川 真禧照
筆者石川 真禧照

1947年東京都生まれ。1970年日刊自動車新聞社入社。翌年同社退社後、フリーの自動車評論家となる。1982年「I.W.OFFICE」を設立し、自動車を中心としたメディア活動を開始。「自動車生活探検家」として、『GORO』『DIME』(小学館)、『HOT DOG PRESS』(講談社)、『カーセンサー』(リクルート)など多数のメディアで活躍、現在に至る。日本モータースポーツ記者会会員。日本自動車ジャーナリスト協会副会長。記事一覧を見る

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