レクサス GS 新型車徹底解説(6/6)
- 筆者:
筒内直接噴射とポート噴射を組み合わせた新型エンジンも用意
GSに用意されるエンジンは4.3リッターのV8と3.5リッターのV6の2種。4.3リッターはすでにセルシオなどに搭載されているものと基本的に同一で、最高出力は280馬力を発生する。
一方の3.5リッターエンジンは新開発のもの。筒内直接噴射と通常のポート噴射を組み合わせて行うことで、315馬力という高出力を獲得しつつ、2000~6500回転という広い回転域で最大トルク(38.4kgm)の90%を確保するという、高いフレキシビリティも兼ね備えている。
組み合わされるミッションは6速AT。従来の5速ATとトータルギヤ比で比べると、1速のギヤ比が低く、5&6速のギヤ比が高い設定。これは発進加速を向上しつつ、高速時の燃費をアップするセッティング。セレクトレバーをDレンジから右にスライドし、サブゲートを使うことで、シーケンシャルタイプのマニュアルシフトも可能となっている。
また、ドライバーの意志と道路状況に合わせたシフトパターンを自動制御する自動シフト制御には、新たにスポーツ走行に対応するパワーモードが追加された。
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