ランボルギーニ ウルス試乗|オンもオフもパーフェクトな頼もしい“猛牛”に乗る!(2/3)
- 筆者: 竹岡 圭
- カメラマン:ランボルギーニ・ジャパン
この猛牛は、よく走り・よく止まり・よく曲がる
さて、ひと通りご紹介したところで走り出してみますが、今回試乗のメインは特別テストコース。私のチームの先導ドライバーさんは元F1パイロットの高木虎之介選手!トラだ!トラだぁ~!なんて感動しているうちに、おおっ!とのいきなりの全開。そしていきなりのフルブレーキング!
標準装備されたカーボンセラミックブレーキは、言うまでもなく高い温度の方が得意で、実質フェードしないと言われているほどなので、まぁ驚くほどよく止まる!その時の姿勢も安定感メチャクチャ高く、ヒヤリの「ヒ」の字も感じないほどイージー。
そしてまたもや全開!こちらの小さなオーバルコースは何度か走ったことありますが、さすがにここでここまでスピード出したことないよ!の軽く200km/h超え~!まぁそれでも怖さを感じずに、いきなりそれだけ行けちゃうほど安定してるってことなんですけどね。
高速コーナーはもちろん小回りだってどんと来い!
と、ここで突然! お次はハンドリング路へ…の前に「この空いてるスペースで、その場でグルグル回転してみましょう」と、虎之介インストラクター。言われるがままハンドルを目いっぱい切ってアクセルを開けるとあら不思議。まるでターンテーブルに乗っているかのごとく、クルクルくるくると回ることができちゃいました。これなら狭いところでのUターンも楽勝!一方通行のメッカ東京都世田谷区だってドンと来~い!な感じであります。
ちなみにこれはリアホイールステアリングと呼ばれておりまして、アヴェンタドールSで導入された機構。低速時はリアタイヤが逆位相(ハンドル切った方向と反対に切れる)となり、ホイールベースが最大600mm短くなる感覚で最小回転半径が小さくなります。逆に高速時は同位相となり、ホイールベースが最大600mm長くなった感覚で安定性と乗り心地が向上するシステムなんですよね。
まぁこれだけくるくるクルクル回るわけですから、クネクネとしたハンドリング路なんて余裕しゃくしゃく。というか、ギュインギュイン曲がる的な感覚です。結構ハンドル舵角大きく、高めのコーナリングスピードで進入しても、タイヤはキュイとも鳴かない。どんだけ限界高いんだって感じ。さすがはスーパーカーだなぁ~って感動させていただきました。
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