マイカーローンは年収以上に借りられるの? 借入可能額も紹介

  • 筆者: MOTA編集部
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年収以上の車がほしい場合、マイカーローンは年収以上に組むことができるのでしょうか。

もし組めなかった場合の対処法も含めてどうすればよいのか、マイカーローンの基本情報などを解説をします。

目次[開く][閉じる]
  1. 年収の何%位でマイカーローンは組めるの?
  2. マイカーローンと年収の関係
  3. 覚えておきたい! マイカーローンの審査基準
  4. マイカーローン審査の対策方法
  5. なにが違う? カーリースとマイカーローンの違い
  6. カーリースのメリットとデメリット
  7. 中古車リースならMOTAがおすすめ!

年収の何%位でマイカーローンは組めるの?

車は100万円前後で購入できるものもあれば、500万円以上するものもあります。いずれにしても安い買い物ではないので、購入後の維持費などを考えると年収の5割程度で購入できる車を選びましょう。

ただ、欲しい車があればマイカーローンを組んででも車を購入しようとする人もいるでしょう。なんとしてでも車が必要という人であれば、ほかの出費を削ってでも車を購入したいと思うはずです。

そういった、現在の年収の何パーセントくらいまでマイカーローンを組めるのかが気になりますよね。その前にまず借入希望額を決めなければいけません。その目安となるのが「借入上限額」です。

借入上限額とは、マイカーローンで借り入れる金額の上限のことで、自分の年収から算出します。一般的に年収の30〜40%程度が目安とされています。

ローンの借入可能額と年間返済額の目安

マイカーローンを組むと、毎月ローンの返済をすることになります。

年間を通じてどのくらいの額を返済できるかは「返済負担率」を参考にします。返済負担率とは年収に対して、その人が契約しているすべてのローンの返済額が占める割合を指します。

仮にマイカーローン以外に別のローン契約(住宅ローンなど)をしており、返済時期が重なる場合は、それらを合計して算出します。

返済負担率の目安は年収の25〜35%程度です。年間返済額はこの範囲内であることが前提になります。年収ごとの借入可能額と年間返済額がいくらくらいになるのかを表でまとめたので目安にしてみてください。

年収借入可能額(年収の30〜40%)年間返済額(年収の25〜35%)
200万60〜80万50〜70万
300万90〜120万75〜105万
400万120〜160万100〜140万
500万150〜200万125〜175万
600万180〜240万150〜210万
700万210〜280万175〜245万
800万240〜320万200〜280万

マイカーローンと年収の関係

マイカーローンを組む場合は自分の年収に見合った金額で設定します。いろいろなケースが想定できるため、それぞれ詳しくみていきましょう。

年収と同じ額まで借りられる?

結論を先に述べると、年収と同じ額まで借りられます。

同じローンでもカードローンには「総量規制」というものが設けられており、年収の1/3を超える額の借入ができません。

その一方で、銀行のマイカーローンには総量規制がないので、年収と同じ額の借入ができます。マイカーローンは名前のとおり車を購入するためのローンです。利用用途が明確なぶんリスクが少ないため総量規制の対象外になっています。

年収以上の車に乗るには

では、年収以上の額のマイカーローンは組めるのでしょうか。好きな車のためなら、すこしくらい大きな金額であっても購入したい、ローンを組んででも手に入れたいと考えている人は少なくありません。

マイカーローンについては銀行によって融資の上限額が決まっています。主要銀行の融資上限額をまとめました。

主要銀行のマイカーローン借入限度額
三菱UFJ銀行「ネットDEマイカーローン」1000万円
りそな銀行「りそなマイカーローン」1000万円
三井住友銀行「マイカーローン」300万円
JAバンク「マイカーローン」1000万円

※2022年11月時点での情報です。

ほかの金融機関でも借入限度額は1,000万円以下に設定している場合がほとんどです。つまりどんなに年収が高くとも1,500万円のマイカーローンは組めません。

裏を返せば年収が低い人は借入限度額を超えなければ、年収を超えるマイカーローンを組める可能性があるということです。では申込者のどのような点をみて審査の可否を決めているのでしょうか。

覚えておきたい! マイカーローンの審査基準

マイカーローンの審査基準は金融機関によって異なり、情報は一切公開されていません。そのため「これに注意しておけば確実にローン審査が通る」とは言い切れません。

マイカーローンを組めるかどうかの審査をするにあたり、おもにチェックされているであろうポイントをいくつか紹介します。マイカーローンの利用を検討している人はぜひ覚えておいてください。

年収

ほとんどの金融機関は年収をマイカーローンの審査基準にしています。目安は年収150万円程度です。この額が安定した収入を得ているひとつの証明になるからです。

ただし、これはあくまで目安であって年収150万円以上だとしてもかならずローン審査が通るわけではありません。また一般的に無職で収入がない人はローンを組むことは難しく、仮にできたとしても親や親族の保証人が求められます。

年収が150万円未満の場合借入希望額が年収以上か年収以下かに関係なく、ローンを組むのが難しい傾向にある。
年収が低い場合別の条件を加味して審査する可能性が高い。(勤務状況や返済トラブルの有無、保証人の有無など)
借入額が高い場合前年の年収を基準に額が決定する可能性が高い。(とくに借入額が500万円以上の場合)

勤務年数

勤務年数はマイカーローンの審査に影響します。勤務年数が長いほど収入の地盤が安定していて、返済能力があると判断されます。

目安としては3年以上同じ職場で勤務していると、勤務年数については評価されやすいでしょう。勤務先がどれほどの規模かという点も考慮される場合があります。

雇用形態

申込者の職業や雇用形態は、マイカーローンの審査で必ず調べられます。公務員や正社員などの正規雇用者は安定的な収入があるとみなされ、マイカーローンの審査が通りやすい傾向があります。

一方で、個人事業主などの自営業者や雇用形態がパートやアルバイトの人は、収入が不安定とみなされることが多く、マイカーローンの審査が厳しくなる傾向があります。とくにパートやアルバイトの人は収入も少ないため、融資額に制限が設けられる場合もあります。

持ち家・賃貸

マイカーローンの審査では、所有資産の有無も評価の対象となります。持ち家か賃貸かでマイカーローンの審査が変わることもあるでしょう。

所有資産の多いほうがローン審査で有利なのはいうまでもありません。住宅ローンを組んでいる場合は、現在のローンの支払い状況も調査対象となります。ローンを滞りなく返済できていれば審査にもプラスに働くでしょう。

マイカーローン審査の対策方法

マイカーローンをいくらまで組めるかどうかは、年収や返済負担率などの関係から決まります。では、審査に通る可能性が低い場合はどうすればいいのでしょうか。

ここからは審査を申し込む前に事前に対応しておくべきポイントを解説します。思い当たる節がある場合はなるべく解消しておくといいでしょう。

未払いはすべて返済する

前述しましたがマイカーローンの審査では、ほかの借入れ状況についても調べられます。マイカーローン以外のローンを組んでいるかどうかは、審査結果に直結するからです。

たとえば、住宅ローンを組んでいるのであれば、その分がマイカーローンの借入可能額から差し引かれるでしょう。住宅ローンとマイカーローンの二重返済は家計的にも負担が重く、審査会社からみてもあまり好ましくありません。

繰上げ返済ができるのであれば、早めに返済して借入れ数を減らしておくといいでしょう。そのためにできることをいくつかご紹介します。

・家のローン以外でも、家電のローンやスマートフォンの分割払い、ショッピングのリボ払いなど利率が高いものを優先して返済していく

・クレジットカードは利用可能枠が借入とみなされる場合があるので、利用していないクレジットカードは解約しておく

・完済はできなくても、できる限りほかのローン借入額を減らしておく

頭金を準備する

頭金を用意できるということは、ある程度の資金をもっている証明になります。

頭金には利子がかからないうえ、車両価格から頭金を除いた金額でマイカーローンを組みます。そのため頭金を事前に準備しておくことで、返済額はその分小さくなります。

逆に頭金を用意せずにマイカーローンを組んだ場合、車両価格全額を返済することになるため、月々の返済額は増えます。年収以上のマイカーローンを組みたいときは、頭金をしっかりと準備しておきましょう。

また審査状況によっては、ローン会社から頭金を求められる場合があります。これは現在の返済能力ではすこし厳しいと判断された時に提案されることが多いです。

頭金があることでローンが組みやすくなることは間違いないので、多額とはいかないまでも頭金が用意できるほど資金に余裕があるということはアピールしておいて損はありません。

保証人を立てる

マイカーローンを組む際、基本的に保証人を立てる必要はありません。ただし年収が低い、勤務年数が1〜2年未満だった場合は保証人を立てることで審査に通りやすくなることもあります。

一般的には親や配偶者などの親族に依頼することになるでしょう。保証人はローン契約者が返済できなくなった時に代わりに返済義務を負うことになります。前もって親族に話しをしておくと、保証人が求められた場合でもスムースに対応できるでしょう。

カーリースを検討する

年収以上のマイカーローンを組むには、さまざまな対策を練らなければなりません。

頭金を準備したり、保証人を立てることを検討したりすることもあるでしょう。またマイカーローンを組めたとしても、月々の返済に加え維持費も必要になります。車の維持費にはそれなりの金額がかかるため、家計への負担も大きいです。

無理して年収以上のマイカーローンを組むのではなく、月額料金だけで車に乗れるカーリースを検討するのもひとつの方法です。

カーリースは頭金などの初期費用が不要なうえ、税金や自賠責保険料、その他諸費用が月額料金に含まれています。

カーリースにも審査があるため簡単に車が手に入るわけではありませんが、MOTAカーリースに申し込まれた方のなかでも、マイカーローン審査に落ちてカーリースの審査に通った方は何名かいらっしゃいます。

決して審査は甘いというわけではありませんが車を持つひとつの手段でもあるので、ぜひこの機会に検討してみてはいかがでしょうか。

では、カーリースとはどのようなものなのか、まだあまり詳しく知らない方も多いと思います。ここからはマイカーローンと比べ、カーリースの優れた点やカーリースに向いている人の特徴などを紹介します。

なにが違う? カーリースとマイカーローンの違い

マイカーローンは金融機関などのローン制度を利用して、車の本体価格を分割返済する方法です。返済には車の本体価格をローンの契約年数で割った金額、契約年数や金融機関などに準じた利息が含まれています。

一方、カーリースは契約者の選んだ車をリース会社が購入し、契約者は月額定額料金で借りて利用することになります。

車の名義はリース会社となり、契約者は使用者名義になります。あくまでも車を借りている状態なので返却時には車を元の状態に戻す必要があります。

いろいろな違いがありますがとくに金額面に違いがあります。ぜひ参考にしてください。

マイカーローンカーリース
頭金必要

・不要なマイカーローンもある。(任意)

・購入総額の2〜3割程度。

不要
ボーナス払い必要

・不要なマイカーローンもある。

不要
登録諸費用必要

・購入価格の1〜2割程度。

月々の支払いに含まれる。
自動車税必要

・軽自動車:1万800円

・普通自動車:2万5000円〜

月々の支払いに含まれる。
車検費用必要

・軽自動車:法定費用2万6130円+車検費用

・普通自動車:法定費用3万1710円〜+車検費用

月々の支払いに含まれる。

※カーリース会社やプランによる。

カーリースは頭金・ボーナス払いが基本的には不要です。また購入時の登録諸費用や毎年の自動車税、車検費用などが月額料金に含まれているので、まとまった支払いがありません。

カーリースのメリットとデメリット

車を購入するマイカーローンとは違い、カーリースは長期的に車を借りるものです。

カーリースにしかないメリットがある反面、リース会社によっては特有の制限を設けているサービスもあります。

ここではカーリースのメリットとデメリットを紹介します。

メリットデメリット
●初期費用が不要

・残りの額を引いた車の本体価格のほか、各種税金や自賠責保険料、登録諸費用などが月々の支払いに含まれている

・頭金不要のカーリース会社も多い

●車検費用やメンテナンス費用を定額化

・車検のときに支払う法定費用は月々の支払いに含まれている。支払いは車検基本料や交換部品代のみ。

・オプションになっているメンテナンスプランに加入すると車検基本料や交換部品代も定額にできる

●新車購入時と同じように選べる

グレードやボディカラーはもちろん、オプションなども購入する場合と同じように自由に選べる

●利用期間中の手厚いサポート

・車検時期のお知らせやカスタマーサポートによる無料相談、メーカー保証の延長など

・サポート内容は、カーリース会社によって異なる

●乗り換えが簡単

契約満了後、カーリース会社に車を返却するだけ。乗り換える車もリースすることで出費を最小限に抑えることも

●一括購入するより高くなる

月々の支払いは、税金や自賠責保険料のほかに手数料なども含まれているので、総額にすると現金一括で購入するより高くなることがある

●サービスによっては距離制限がある

・走行距離制限がある(月間500〜2,000キロ)

●中途解約した場合は解約金が必要。何かしらの事情で途中解約が必要になった場合、残り期間相当の額や解約金を請求される

中古車リースならさらにお得

一般的なカーリースは新車リースですが、車両調達費の償却費用がリース料金の大部分を占めるため、リース料金を抑えるのに限度があります。

よりリーズナブルにカーリースを利用したい方は、MOTA中古車リースがおすすめです。契約時の頭金やボーナス払い、メンテナンス費用などをプランによって選べるので、無理のない返済プランで車を手に入れられます。

乗りたい車が安く手に入る

カーリースの場合は、頭金などの初期費用を準備する必要がありません。また車の維持費も月々の支払いに含まれるので、まとまったお金を準備できなくても乗りたい車を手に入れられます。

毎月定額なので余計な出費がない

カーリースの月額料金には、車の本体価格だけではなく登録諸費用や各種税金、車検代やメンテナンス代などが含まれています。

そのほかの実費はガソリン代や駐車場代のみ。出費が計算しやすくなるので家計のやりくりがしやすくなります。

新車と比べ納期が早い

基本的に新車は納車するまでに1〜2カ月ほどかかります。ですがコロナ禍以降、生産がストップするなどしているため、22年11月現在では早くても5ヶ月ほどかかることもあります。

それに対して中古車リースであれば、契約から納車までは約3週間程度です。在庫から選ぶので、車さえ決まれば審査や車庫証明の手続きをするだけ。早く車を手に入れたい人ほど中古車が向いているといえます。

中古車リースならMOTAがおすすめ!

中古車リースに向いている人はこのような特徴があります。

・状態がよい中古車を探している人

・メンテナンスをメーカーにお願いしたい人

・できる限りリーズナブルな料金で車を利用したい人

・グレードやボディカラー、オプション装備などにこだわりが少ない人

・月々の支払い額を定額にしたい人

・車検など車両メンテナンス管理を自分でしたくない人

・メンテナンス費用を抑えたい人

・車を最終的に所有したい人

当てはまる人は一度、中古車リースを検討してみるとよいかもしれません。

今回はマイカーローンは年収以上で組めるのか、マイカーローンの審査対策について紹介しました。そのうえでカーリースのメリットについても解説しました。

新車の納車にはどうしても時間がかかってしまいます。ですが「MOTA中古車リース」であれば約3週間程度で車をお届けできます。

MOTA中古車リースで扱う車両は年式5年以内、5万キロ以内の車のみ。保証期間も無償プランで2年保証と他社よりも1年長く保証します。またメンテナンスプラン加入で最後に車がもらえるので自家用車と同じようにカーライフを楽しめます。

まとまったお金が用意できなくても、車を手に入れられる「MOTA中古車リース」で愛車を見つけてみませんか。

MOTA中古車リース

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MOTA編集部
筆者MOTA編集部

MOTA編集部。現在総勢9名で企画・取材・原稿作成・記事編集を行っています。編集部員は、自動車雑誌の編集者やフリーランスで活動していた編集者/ライター、撮影も同時にこなす編集ディレクターなど、自動車全般に対して詳しいメンバーが集まっています。

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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