スマートフォンがクルマのキーに変わる! デジタルキーを搭載しているメーカー&車種を紹介

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2022年1月13日(木)に発表されたトヨタ ノア/ヴォクシーにも導入されるデジタルキー。すでに多くのクルマにボタン一つでエンジン始動できるスマートキーが採用されているが、デジタルキーではスマートフォンをクルマのキーのように使用できる。

スマートフォンの保有は8割以上の世帯(総務省情報通信白書より引用)に及ぶことから、今後一般的なアイテムとしてクルマでもスマートフォンの活用が広がっていきそうだ。そこで今回はこれまで登場したデジタルキーを用意するメーカーを3つ紹介していきたい。

目次[開く][閉じる]
  1. iPhoneを鍵として使えるようにした初めてのシステム BMW デジタル・キー
  2. Bluetoothでクルマとペアリングして使う! NXのデジタルキー
  3. 3車種にすでに導入されているHonda デジタルキー

iPhoneを鍵として使えるようにした初めてのシステム BMW デジタル・キー

BMWは2020年7月から、Apple の「iPhone」を完全なデジタルキーとして使用できる「BMWデジタルキー」を導入した。iPhoneをデジタルキーとして利用する最初の自動車メーカーと言える。現在では、1、2、3、4、5、6、8、X5、X6、X7、X5M、X6M、iX、iX3の各モデルで使用可能だ。

デジタル・キーはiPhoneのNFC(近距離無線通信規格)を使用している。ドアノブにiPhoneや専用カードを運転席が側のドアに近づけると施錠・解錠ができるというもの。簡単にいえば、SuicaやPASMOのような仕組みということだ。

iPhoneをスマートフォンのトレイに置いて、スタートボタンを押すだけで簡単に操作を開始できる。最大5台でデジタル・キーを共有することも可能だ。アクセスの管理は、車内からでもApple Walletからでも行うことができるため、セキュリティ面でも安心だろう。

また、先日発表されたばかりのiXにはBMW デジタルキー・プラスを導入。Appleと共同開発し、iPhoneを取り出さなくても、ロックを解除できるようになる。また、Androidの一部モデルでも今後デジタル・キーが利用できるようになるという。

Bluetoothでクルマとペアリングして使う! NXのデジタルキー

NXにメーカーオプションで設定されているのがデジタルキーだ。スマートフォンのBluetooth機能を利用し、クルマとのペアリングを行うことで使用することができる。

専用のスマートフォンアプリ「デジタルキーアプリ」をインストールすることで、デジタルキーとしてスマートフォンで解錠や施錠、エンジンの始動まで行えるのが特徴。

また、スマートフォン同士でデジタルキーの受け渡しができるため、家族や友人同士で遠く離れた場所でおこなうクルマの貸し借りにも便利だ。

3車種にすでに導入されているHonda デジタルキー

Honda デジタルキーはリモート操作アプリを起動すれば簡単な操作でドアの開錠、施錠からエンジンの始動までを行える。仮にクルマで出かけようとした時に、キーを忘れてしまっても、スマートフォンがあればクルマを動かすことができる。

しかし、インターネット通信圏外やスマートフォンの充電残量がなくなった場合などは機能利用ができなくなるため、スマートキーの携帯を勧めている。

スマートフォンを使ったドアのロック・アンロックの機能は基本パックのリモート操作でも可能だが、ホンダトータルケアプレミアムに加入することで、スマートフォンによるエンジン始動の機能が追加で利用できる。

対応車種はヴェゼル、シビック、Honda eの3車種。Honda eでは、NFCを使ったドアのアンロック・エンジン始動機能が利用可能だ。

未来のスタンダードになる日も近い?

規格はメーカーによって異なるが、今後さらに搭載が拡大していきそうなデジタルキー。中にはオプション設定されているものもあるが、標準装備され、当たり前の装備になっていくのも時間の問題かもしれない。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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篠田 英里夏(MOTA編集部)
筆者篠田 英里夏(MOTA編集部)

クルマ好きが高じて、大学卒業後は自動車専門紙の記者や自動車メディアの編集を経験し、現職に至る。MOTA編集部ではこれまでの知識を生かし、主に記事制作や取材、企画などを担当。最近ではeモータースポーツのレースにもたびたび参戦している。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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