ジープレネゲード「見た目はポップ、中身は硬派ジープ初のスモールSUV」~岡崎五朗のクルマでいきたい(ahead)~
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見た目はポップ、中身は硬派ジープ初のスモールSUV
レネゲードは、ジープファミリーに属しながらも、ポップなデザインと街乗りに適したメカニズム&サイズをもつコンパクトなクロスオーバーモデルだ。なかにはジープがこの種のモデルをリリースすることに一抹の寂しさを覚える人もいるだろう。
1941年にこの世に生を受けたオリジナルジープは、間違いなく自動車史に残る不世出の名車だ。その偉大さは、何よりジープに影響を受けて登場したクルマの数多さが如実に物語っている。
パジェロもランドクルーザーもレンジローバーも・・・オフロード4WDと分類されるクルマはすべてジープの末裔と言えば、その影響力の大きさを実感できるはず。
第二次大戦後には民生用として販売されたが、ミリタリースペックならではのタフネスさと悪路走破性がジープ最大の特徴だった。
そういう意味で、乗用車ベースのプラットフォームでFFモデルも用意したレネゲードは、筋金入りのジープファンにしてみれば許しがたきクルマかもしれない。
しかし、僕はこういうアプローチも大いに「アリ」だと思う。
ジープから受け継いだのが7スロットグリルだけだったら違う意見になったいだだろうが、実際に眺め、乗ってみて、レネゲードにもジープらしさがちゃんと備わっていることを確認できたからだ。
ポップさのなかにジープらしいゴツさを表現したインテリアもさることながら、ボディのガッチリ感や4WDモデルの悪路走破性へのこだわりはそうとうなもの。
雰囲気だけを楽しみたいならFFモデルを選べばいいが、中身にもジープらしさを求めるなら4WDを選ぶといいだろう。
試乗当日、ドイツ人のチーフデザイナーと話したのだが、彼は生粋のジープ好き。エンジニアにもジープファンが多いという。なるほどなと思った。
クルマをつくるのは人。たとえ見た目は軟派でも、ジープ好きがつくったジープはやはりジープらしくなるのだ。
ジープ レネゲード
エクステリアは、伝統の丸いヘッドライトと7スロットグリルなどの“ジープらしさ”を受け継ぎつつ、ポップさが際立つスタイリング。内装はジープ伝統のアイコンを多数採用、無骨でタフなイメージを表現する一方、エクストリームスポーツにヒントを得た遊び心あるデザインも散りばめられている。グレードは3種類で、価格は¥2,970,000(税込)から。最上グレードのトレイルホークでは、オプションでオープンルーフも選べる。
ジープ レネゲード トレイルホーク/4WD 主要諸元
車両本体価格:¥3,402,000 / 全長×全幅×全高(mm):4,260×1,805×1,725 / 車両重量:1,560kg/定員:5人 / エンジン:直列4気筒タイガーシャークマルチエア16バルブ/総排気量:2,359cc / 最高出力:129kW(175ps)/6,400rpm/最大トルク:230Nm(23.5kgm)/3,900rpm / JC08モード燃費:10.4km/L / 駆動方式:4輪駆動
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