【予算300万円の最新コンパクトSUV選び】ホンダ 新型ヴェゼルとトヨタ ヤリスクロスをガチ比較! 新型ヴェゼルが約30万円高いが、トータルで考えるとお買い得だった(2/2)
- 筆者: まるも 亜希子
- カメラマン:MOTA編集部
ヤリスクロスは小学生以上の世帯に。新型ヴェゼルは全世代にオススメ
次に、室内や荷室の使い勝手を比較しましょう。
シートアレンジの手軽さと後席の広さなら断然新型ヴェゼル
新型ヴェゼルはコンパクトSUV随一の広い後席スペースと、センスがよく質感の高いインテリアが魅力。
後席が6:4分割で座面のポップアップと背面のダイブダウンができ、シートアレンジも豊富です。ハイブリッドでもフロアが低めで、トノカバーも標準装備。
そして、予約クローズ機能付きのハンズフリーアクセスパワーテールゲートが標準装備となっているのも、使い勝手をアップしてくれますね。
>>2列目の座面を跳ね上げて荷物置きに!? 便利すぎるチルトアップ機構がコレだ
ラゲッジルームの使い勝手優先ならヤリスクロス
対するヤリスクロスはグレードごとにインテリアの質感が大きく異なり、最も上質感があるのが今回の「HYBRID Z」です。
後席スペースは必要十分といった広さなので、どちらかと言えばチャイルドシートを卒業した子どものいるファミリーの方が、使い勝手は良さそう。
後席は4:2:4分割の可倒式で、ラゲッジルームのフロアにあるデッキボードが6:4分割となっているのがポイント(2WDのみ)。片側だけ低くして背の高い荷物を積んだりと、アレンジの幅を広げてくれます。ただ、ハンズフリーパワーバックドアは7万7000円のオプションとなっています。
【先進安全装備比較】新型ヴェゼルは全グレードで標準装備だが、ヤリスクロスは最上級グレードでも一部オプションだった
お次は先進安全装備&運転支援システムを比較。
欲しい装備全てが標準装備! 新型ヴェゼルはトータルでお買い得
新型ヴェゼルには、誤発進抑制機能や歩行者事故低減ステアリング、渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール(ACC)など、10の先進機能が揃った「Honda SENSING」が全車に標準装備。
他にも、夜間に賢く照らしてくれるLEDアクティブコーナリングライトや、坂道を安全に走れるヒルディセントコントロール、バックする際に安心な後退出庫サポートなど、かなりの充実ぶり。
これだけでも相当な安心感ですが、欲を言えば、毎日運転する上では車庫入れの際などの死角をなくしてくれる「マルチビューカメラシステム」は欲しいところ。
ヴェゼル専用チューニングで臨場感あふれる音が楽しめる「プレミアムオーディオ」とセットオプションで、34万7600円となっています。
ヤリスクロスは車線変更時に嬉しいブラインドスポットミラーがオプション
一方でヤリスクロスには、プリクラッシュセーフティ(歩行者・自転車検知機能付)やレーントレーシングアシスト(LTA)、レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)など5つの機能が揃う「Toyota Safety Sense」が標準装備です。
この他、誤発進抑制機能であるインテリジェントクリアランスソナーも付いています。ただ、毎日運転するならより安心感がアップする、車線変更の時に後方確認をサポートしてくれるオプション装備、「ブラインドスポットモニター」4万9500円、車庫入れなどの際に死角をなくしてくれる「パノラミックビューモニター」3万3000円もぜひ欲しいところです。
【ランニングコスト比較】ガソリン代はわずかにヤリスクロスに軍配
それでは最後に、ランニングコストを予想してみましょう。年に一度支払う自動車税はどちらも同じ、年間3万500円。車検ごとに支払う重量税は、購入時と1回目の車検までどちらも免税で0円!
日々のガソリン代は、新型ヴェゼルの燃費がWLTCモードで24.8km/L。月500km走行すると、約20Lのレギュラーガソリンが必要です。全国平均ガソリン価格(5月3日現在)144.3円で計算すると、2886円のガソリン代がかかります。
対してヤリスクロスはWLTCモードで27.8km/L。月500km走るには約18Lのレギュラーガソリンが必要です。かかるガソリン代は、約2597円となっています。
全席が快適なのは新型ヴェゼル。普段は2人乗車中心ならヤリスクロス
というわけで、新型ヴェゼルは最新の手厚い装備と広い後席がファミリー向け。ヤリスクロスは、コンパクトSUVらしい手軽さと、前席重視のホスピタリティが揃うという特徴がつかめたのではないでしょうか。
車両価格30万円ほどの差は、装備を同等にしていくとわずかな価格差になると思います。また、新型ヴェゼルは4WDを選択すると311万8500円になりますが、ヤリスクロスでは4WDも281万5000円と、予算300万円以下に収まりますので、4WDを狙うのもアリですね。ぜひ、じっくり選んでくださいね。
【筆者:まるも 亜希子】
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