運転にはちょいとコツが!?世界初の4WSを搭載した3代目 ホンダ プレリュード【MOTA写真館】
- 筆者: MOTA編集部
1987年から1991年にかけて製造販売され、バブル期のデートカーとしてヒットした3代目 ホンダ プレリュード(BA 4/5/7型)。バブル経済真っ只中に開発・販売されたことから、贅沢な機構が数多く搭載。スペシャリティFFクーペとして一世を風靡した。
進化したコンパクトデートカー3代目 ホンダ プレリュード
1987年にフルモデルチェンジされた3代目 ホンダ プレリュードは、ホンダらしい低いエンジンフードとリトラクタブルヘッドライトを採用。さらに、低く伸びやかなスタイルと横方向への広がりを感じさせるワイド&ローなスタイリングで、5ナンバーボディとは思えない存在感が大きな特徴だ。
オシャレなクルマを持っていることが、モテル男のステータスとされていた当時。スタイリッシュなスタイリングと、豪華で最新の装備を搭載した3代目プレリュードは、まさしく若者たちの憧れだった。
また、翌年に登場する日産 シルビア(S13型)と共に、デートにピッタリなコンパクトスペシャリティクーペというジャンルを牽引したモデルでもある。
世界初4WSシステムを採用したFFスペシャリティカー
搭載されるエンジンは、直列4気筒2000cc DOHC B20A型。2代目に搭載していたB20A型エンジンに比べ、18度後傾して搭載されたことや各部のブラッシュアップによって、最高出力145馬力を6000rpmで発生し、ホンダらしい吹け上がりの良いエンジンへと進化させている。
バブル期真っ只中に登場した3代目プレリュードは、四輪ダブルウィッシュボーンサスペンションの採用や、量産車世界初の四輪操舵システム(4WS)を搭載したことでも話題となった。
当時のCMで後輪が操舵する様子を強調するほど、4WSはまさに3代目プレリュードの目玉システム。ただ、現在のように速度やヨーモーメントを感知して作動する高度な電子制御ではなく、特に低速時の挙動にはやや慣れが必要であった。
スペックや価格
■サイズ:全長×全幅×全高=4,460mm×1,695mm×1,295mm
■エンジン
・直列4気筒 DOHC 2000cc B20A型
・直列4気筒 DOHC 2100cc B21A型(北米仕様、特別仕様車「Si States(BA7)」)
■トランスミッション:5速MT/4速AT
■新車販売価格:222万5000円(2.0Si)
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