バイク積み込みも車中泊も出来る新型N BOX!ホンダ N BOX+(プラス)新型車速報
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最強のラゲッジルームを備えたN BOX+(プラス)が登場!
ホンダが本日発表したN BOX+(プラス)は、既に同社で発売されているN BOXの派生モデルだ。
N BOX+(プラス)の外観を見て頂くと、N BOXと比べてあまりの変化の少なさに「一体どこが変わったの?」と思ってしまう事だろう。N BOX+(プラス)の最大の特徴、それはラゲッジルームにある。
自転車もバイクも車中泊もOK!
まず、N BOX+(プラス)では、今までのN BOXよりもリアシートを前方に配置することで、21.5cm長い63cmという荷室長が実現した。リアシートが狭くなったといっても、フィットのリアシートと同程度の広さは確保されている。
さらに、リアシートはN BOXでは跳ね上げ式だったのに対し、N BOX+(プラス)では折り畳める(新設計)タイプへと変更された。同時にフロントシートをフラットな形状のものにすることで、軽自動車でありながらなんと194cmという広大なスペースが出現。大人2人が余裕で足を伸ばせる「ベッドスペース」を作り出すことが出来る。
また、N BOX+(プラス)では多彩なラゲッジアレンジが可能となった。N BOX+(プラス)のラゲッジ床面はやや斜めのスロープ状になっている。これにより、自転車やバイクなどの積み下ろしが容易になっている。
もちろん、ラゲッジの床が斜めのままでは通常の荷物は置きにくいのだが、そこで登場するのが3つのボード。
マルチボード(小)/マルチボード(大)/エンドボードという3つのボードをうまく組み合わせることにより、
(1)フロントシート、リアシート全てをフラットにして長さ1940mm、高さ945mmの寝室となる「ベッドモード」
(2)電動自転車やバイクを積むことが出来る「スロープモード(2名乗車)」
(3)リア席までの空間をフラットに使える「フラットモード(2名乗車)」
(4)上下二段の荷室により荷物を整理して積むことが出来る「上段モード(4名乗車)」
(5)1,140mmの荷室高で背の高い荷物を積載できる「下段モード(4名乗車)」
上記5種類のラゲッジアレンジを可能としている。
ベッドモードの快適さが実に羨ましい!
前述のラゲッジアレンジのうち、特に力が入っていると思えるものが「車中泊」(ベッドモード時)に関する工夫や装備の多さだ。
まず、ラゲッジルームにはスピーカーが「高い位置」に設けられている為、ベッドモードにしてもボードなどで音を遮断してしまうことがなく、快適に音楽を楽しむことができる。
また、同じくラゲッジルームの左右には「サイドポケット」「ドリンクホルダー」「アクセサリーソケット」、オプションで「ACコンセント(AC100V/100W)[18,900円] 」が備わっており、これらがすべて「ベッドモード」にしても利用可能だ。
さらに、ベッドモードにするとリアシートのヘッドレストを外す必要があるのだが、そのヘッドレストを収納できる「ヘッドレストホルダー」まで備えられている。
また、おススメなのが純正アクセサリーで、シェルフやカーテンなど実に沢山の車中泊グッズが取り揃えられている。
N BOX+(プラス)は車いす仕様車として生まれた
様々なシーンでの利用が予想されるN BOX+(プラス)。
だが、N BOXの派生車として、最初から車中泊など多様なラゲッジの使い勝手向上を目指していたのかというと、実はそうではなく、実はN BOXの「車いす仕様車」を作るところから始まったという。開発責任者の浅木氏は、
「ホンダの福祉車両は、競合他社より20万円くらい高かったんです。しかも、雪国では4駆の設定も必要かと思いますが、そういった設定も無かった。(ホンダは)本当に日本の全ての人達に答えられているのか?という問題がありました」
と言い、N BOX+(プラス)の斜めのラゲッジルームは車いす前提で作っていると話した。
さらに、
「なぜ車いす仕様車、介護仕様車が高いかというと、年間でせいぜい売れて2,000台くらい。ならば、フロア(ラゲッジ)に新しい価値を付け加えて何万台も売れば、圧倒的に安い福祉車両ができる。車いす仕様と一般車の垣根を取っ払う新しい提案が出来るのではないか。それがN BOX+(プラス)です」
と、N BOX+(プラス)誕生の経緯を説明した。
今、車いす仕様車のような専用車が買える人は少ない。レジャーも介護も一台で出来るN BOX+(プラス)で、その潜在ニーズの掘り起こしを狙っていくという。
N BOX+(プラス)本来の狙いとなる車いす仕様車は、8月から販売されるとのことだ。
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