軽バンで車中泊出来る!? 身長180cmの筆者が全長わずか3.5mの軽「ホンダ N-VAN」で実際に寝て確かめてみた

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車中泊が大ブームだが、さすがにいきなり本格的なキャンピングカーを手に入れるのはハードルが高い。ならば気軽な軽バンから…でもホントに車中泊出来る!? 身長180cmの筆者が全長わずか3.5mの軽「ホンダ N-VAN」で実際に寝て確かめてみたところ、ちょっとの工夫でむちゃくちゃ快適な車中泊空間が誕生した!

2021年11月4日に行われた「Honda純正アクセサリー アウトドア メディア取材会」[会場:成田ゆめ牧場(千葉県成田市)]で体感した、軽バンで車中泊を楽しむためのポイントをご紹介しよう。

目次[開く][閉じる]
  1. 軽1BOXの商用バンに乗用車同様のボンネットスタイルで対抗するホンダの軽自動車「N-VAN(エヌバン)」
  2. 軽商用車だが、一般ユーザー向けに乗用車同様の内外装で仕立てたグレードも用意
  3. 身長180cmの編集部員が実際にN-VANで寝てみたら・・・快適過ぎて驚いた!

軽1BOXの商用バンに乗用車同様のボンネットスタイルで対抗するホンダの軽自動車「N-VAN(エヌバン)」

ホンダの軽自動車「N-VAN(エヌバン)」は、その名の通りの軽バン(商用車)だ。

軽バンというと1BOX(箱型)のモデルを想像するが、こちらはフロントにエンジンフードが備わる、通常の軽乗用車と変わらないスタイルを持つ。人気の軽スーパーハイトワゴン「N-BOX(エヌボックス)」のプラットフォームをベースに、室内空間を最大限活用出来るように工夫を施したモデルなのだ。

軽1BOXバンはエンジンを床下に積むことで、全長3.5メートルの軽自動車規格サイズいっぱいまで室内空間を確保している。

これに対しN-VANは、助手席側のセンターピラー(前後ドア間の柱)を無くして大きな荷物をサイドから積み下ろし出来るようにしたり、助手席・後席を床下収納出来るようにして完全にフラットな床下を生みだしたりと、軽1BOXでは出来ない荷室の使い勝手や空間利用を実現させた。

軽商用車だが、一般ユーザー向けに乗用車同様の内外装で仕立てたグレードも用意

そんな風に、通常の軽商用車とは異質の個性を放つN-VANは、商用ユーザーのみならず、アウトドアレジャーなどを目いっぱい楽しむ個人ユーザーに向けても強くアピール。軽乗用車とそん色ない内外装や装備を持つ上級グレード「+STYLE FUN(プラススタイルファン)」(162万9100円~187万2200円・価格は消費税込、以下同)も用意されている。

さらにメーカー純正アクセサリーにも、フラットな床面を確保する「マルチボード」(助手席用:3万1900円/ラゲッジ用:6万8200円)を設定した。これは完全に車中泊ユーザーをターゲットにしたものだ。

もちろん、N-VANのウリであるフラットな床へ、助手席と後席を床下収納してじかに寝ることも可能だが、マルチボードを用いることで運転席側にもフラットな面が誕生するので、小さな軽なのに大人2名が寝ることも出来るようになる。

そのうえマルチボードの床下には、荷物も収納出来る空間まで誕生するのだから、車中泊時に荷物の置き場に困ることもない。実によく考えられた装備なのだ。

身長180cmの編集部員が実際にN-VANで寝てみたら・・・快適過ぎて驚いた!

そんな訳で前置きが長くなった。さっそく寝てみることにしよう。

実は今回、純正アクセサリーを発売するホンダの関連会社、ホンダアクセスが11月に開催したアウトドア取材会で、N-VANで車中泊体験をすることが出来たのだ。車両はマルチボードを装着した+STYLE FUNグレードである。

寝袋さえあれば、マルチボードのうえでそのまま寝ることも可能だが、今回はさらにもうひと工夫をこらした。マルチボードのサイズにすっぽりと収まる市販品の専用エアマットを用いた。キャンピングカーメーカーのホワイトハウスが販売する「N-VAN用 クイックエアマット(ダブルベッドサイズ)」だ。

専用品のクイックエアマットが快適過ぎた!

足踏み式のポンプで空気を入れるタイプだが、空気の取り入れ方を工夫したバルブを使用するので思った以上にスピーディに膨張してくれた。

実際に身長180cmの筆者が寝ころんでみたところ、快適過ぎて驚いた。これはもう車中泊ではなく「ベッド」そのもの。

マットに厚みがあるから運転席部分の凸凹も吸収してくれるし、車種専用品なのでサイズも無駄なくピッタリ。これなら掛け値なしに、大人2名で快適に就寝出来る。税込み7万4800円と、キャンプ用品のエアマットに比べればちょっとお高めにも思えるが、その価値は十分にある。

プライバシーシェードも必須アイテム!

取材車両に装着されていた純正アクセサリーの「プライバシーシェード」(3万1900円)も秀逸。前後左右の窓を覆い尽くすことで車外からの視線や熱を遮り、快適な車中泊を実現してくれる。吸盤で貼り付けるだけの便利アイテムだ。

撮影時は快晴の昼間だったが、外の日差しもほとんど入ってこないので快眠が可能だった。これなら朝までぐっすり寝ることが出来るだろう。新車の車両本体価格とこれらのアイテムを合わせても、だいたい200万円前後でここまで快適な車中泊環境が得られることになるのだから凄い。これから車中泊をスタートしてみたいなら、N-VANはオススメの1台である。

[筆者:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:島村 栄二・Honda]

ホンダ/N-VAN
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新車価格:
133.8万円195.9万円
中古価格:
50.1万円350万円

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トクダ トオル(MOTA)
筆者トクダ トオル(MOTA)

昭和44年生まれ。週末は愛車に乗って(時に鉄道に乗って)家族とともにドライブやキャンプを楽しむ1児のパパ。自動車メディアに携わるようになってから15年余りが経過。乗り換えに悩むユーザーの目線に立った平易なコンテンツ作りを常に意識し続けている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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