ホンダ インサイト グレード比較特集(4/5)

LSグレード

最後に上級グレードのLSについて。無論LSはインサイトのハイエンドクラスの為、当然一番の充実装備を誇る。価格もGより32万円、Lより16万円高の221万円。

まぁこれでも本当にハイブリッドカーなのかと一瞬疑いの目を向けてしまうくらいの安値だ。

さっそくLとLSの違いについてお伝えする前に、少しおさらいをしておこう。まずGとLの違いについては、単に内外装の装備点数、主にインテリア装備の違いという点挙げられた。では、LとLSの違いはといえば、Lにさらに追加した形での内外装と、走行に関する足回り部分にLS専用の装備が施されているという点がある。

主な点としてトランスミッションはG、Lと同様のCVTを搭載するものの、LSはこれに加えてステアリングに7速パドルシフトを装着。つまり走る楽しさもアピールした格好というわけ。

それに伴って、走行中の急なハンドル操作時に車両挙動の安定化を図る“VSA（車両挙動安定化システム）”をLSだけに搭載しているのも大きなポイント。

他にも、

●LS専用16インチタイヤ

●フォグライト

●ハーフシェイドフロントウィンドゥ

を装着。当然、僅かではあるが車重もG、Lより10kg増の1,200kgとなる。

これに関係してか、気になる燃費の方も10・15モード走行は28.0km/l、JC08モード走行は24.0km/lと、G、Lに比べて若干数値は落ちる。

が、しかし5名がちゃんと乗れて、荷室も400Lの荷物がしっかり積める、尚且つ燃費も20.0km/lオーバーのハイブリッド車で、足回りも気の利いた装備が搭載とくれば、この221万円という価格は、言わずとして破格の値段“買い得のクルマ”であることはご理解いただけるかと思う。

ここで結論。“お買い得価格のインサイトとはいえ、どうせ買うならグレードも装備も最上級なものがいい”また“ハイブリッドカーでも走りも楽しみたい”という方は、問答無用でこちらのLSがおすすめとなる。