ホンダ フィットシャトル 試乗レポート/渡辺陽一郎(1/3)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:茂呂幸正/オートックワン編集部
プリウスαのライバル?!フィットシャトルを速攻試乗!!
プリウスαに続いて登場した新型車がフィットシャトル。両車とも人気車をベースにした発展型だ。偶然の一致ともいえるが、新規投入が難しい時代になったことを感じる。
ちなみにフィットシャトルは、当初は3月17日の発売を予定していた。東日本大震災の影響で6月16日に延期され、先ごろ報道試乗会が開催された。
フィットシャトルの成り立ちは、フィットをベースにしたワゴン。ホイールベースはフィットと同じ2500mmで、前後のドアパネルも流用したが、ボディの後部を330mm伸ばし、荷室の奥行も約300mm広げている。
ボディ全体の視覚的なバランスを考えて、前側も180mm拡大された。前後の拡大を合計すれば510mmで、全長は4410mmになる。フロントマスクのデザインは、北米版のフィットに準じている。
最も驚くのは荷室の広さ。フィットも燃料タンクをフロントシートの下に搭載し、荷室の床を下げて全長が4m以下のコンパクトカーでは最大級の積載量を誇る。
これをベースにさらに容量を増やしたので、4名乗車時でも荷物をタップリと積める。リアシートを床面へ落とし込むように畳めば、大人2名が就寝できるほどのフラットな空間に発展。荷室の機能は、フィットとモビリオスパイクの中間的な位置付けだ。
路面からリアゲート開口部の下端までの高さは、フィットの605mmに対してフィットシャトルは540mm。低い位置からリアゲートが開き、荷物の積み降ろしも容易になった。
ホイールベースがフィットと同じなので、前後シートのスペースもほぼ等しい。現状でも大人4名が快適に乗車できるが、足元空間を30mmほど広げれば、「ひとクラス上のワゴン」という位置付けがさらに明確になっただろう。
それでもリアシートのバックレストは少し寝かされ、室内長の数値は80mmの上乗せ。シートの表皮も柔らかく、下側にはスポンジを挿入した。体をしなやかに受け止めて、フィットに比べるとボリューム感のある座り心地だ。
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