ホンダ 新型 CR-Z 試乗レポート/国沢光宏(2/2)
- 筆者: 国沢 光宏
- カメラマン:オートックワン編集部
「PLUS SPORTシステム」で(ちょっとだけ)KERS気分を味わう
また、今回のマイナーチェンジでステアリング右下に「プラス・スポーツボタン」(S+と表示)を加えた。
電池容量半分以上残っている時にボタンを押すと、レーシングカーのオーバーテイクスイッチのような制御を行う。ホンダ曰く 「3リッター級V6と同じようなトルク感になります」。
少し大ゲサながら、なるほどボタン押すとグイッっと前に出て行く。モーターのアシスト量を増やし、電子スロットルを早開きにするそうな。ワインディングロードなどをハイペースで走っているときなど、F1の『KERS(カーズ)』気分が少しだけ味わえます。出来ればもっとパワー出して欲しいですけど。
そんなこんなで、マイナーチェンジしたホンダ CR-Zは、将来のスポーツモデルの方向性を感じさせてくれる。
次の進化でモーターの出力が倍くらいになり、さらに「S+」ボタンを押したら軽く背中がシートに抑えられるくらいの加速をしてくれるようになったら素晴らしい。
ホンダ 新型 CR-Z α Master label[6速MT] 主要諸元
全長x全幅x全高:4075x1740x1395mm/ホイールベース:2435mm/車両重量:1140kg/乗車定員:4名/エンジン種類:直列4気筒 SOHC/総排気量:1496cc/エンジン最高出力:120ps(88kW)/6600rpm/エンジン最大トルク:14.8kg-m(145Nm)/4800rpm/電動機(モーター)最高出力:20ps(15kW)/2000rpm/電動機(モーター)最大トルク:8.0kg-m(78Nm)/1000rpm/動力用主電池(IMAバッテリー):リチウムイオン電池(40セル/出力18.8kW/電圧144V/重量20.2kg)/燃料消費率:19.4km/L(JC08モード)/メーカー希望小売価格:263.0万円[消費税込み]
この記事にコメントする