ホンダ 新型 CR-Z 試乗レポート/国沢光宏(2/2)

  • 筆者: 国沢 光宏
  • カメラマン:オートックワン編集部
ホンダ 新型 CR-Z 試乗レポート/国沢光宏
ホンダ 新型 CR-Z β(ベータ)[ボディカラー:プレミアムエナジェティックイエロー・メタリック(新色)] ホンダ 新型 CR-Z α(アルファ)[ボディカラー:ミラノレッド] ホンダ 新型 CR-Z エクステリア・リアビュー[撮影地:星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳(山梨県北杜市小淵沢町)] ホンダ 新型 CR-Z α 17インチ軽量アルミホイール装着車[ボディカラー:プレミアムノーザンライツバイオレット・パール] ホンダ 新型 CR-Z [撮影地:星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳(山梨県北杜市小淵沢町)] ホンダ 新型 CR-Z α [撮影地:星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳(山梨県北杜市小淵沢町)] ホンダ 新型 CR-Z α [撮影地:星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳(山梨県北杜市小淵沢町)] ホンダ 新型 CR-Z α エクステリア・フロント正面 ホンダ 新型 CR-Z α エクステリア ホンダ 新型 CR-Z α エクステリア・サイド ホンダ 新型 CR-Z α エクステリア・リア正面 画像ギャラリーはこちら

「ECO」スポーツから「スポーティモデル」へと進化

ホンダ 新型 CR-Z α インテリア・インパネ周り
ホンダ 新型 CR-Z α インテリア・フロントシートホンダ 新型 CR-Z 1.5リッター i-VTECエンジン+IMA(INREGRATED MOTOR ASSIST)

乗ってみたら、低い回転域を中心にハッキリとモーターのアシストが増えたことを感じる。

なかでもマニュアルミッション車の場合、3速とか4速で3千回転くらいからアクセル踏んだ時のトルク感大。

エンジン出力を114馬力から120馬力に向上させてきたのと合わせ、絶対的な動力性能が10%程度上がったようなイメージ。今までのCR-Z、正直なところスポーティモデルとして考えれば若干物足りなかった(ECOなスポーツカーとしてであれば、何とか納得出来るレベルですけど)。

マイナーチェンジで、普通のスポーティモデルとしても通用するくらいの性能になったと思う。

モーターの進化こそ、ハイブリッドスポーツの生きる道

ホンダ 新型 CR-Z α Master Label 試乗レポート5
ホンダ 新型 CR-Z α 試乗レポート2ホンダ 新型 CR-Z α 試乗レポート6

こうなると「もっとエンジンのパワーを!」みたいな意見も出てくるかもしれない。けれどエンジンパワー上げたらモーターの存在感が低くなってしまう。やがて「モーターを無くして軽量化だ!」になる?

何のことはない。ハイブリッド車でエンジンパワーを上げていくと、モーターがジャマになってしまうのだった。CR-Zのようなクルマの進化は、 エンジンじゃなくモーターの出力を上げていくことだと考えます。ホンダも十分認識しているという。だからこそ今回もエンジンとモーター両方を変えたワケ。

「PLUS SPORTシステム」で(ちょっとだけ)KERS気分を味わう

ホンダ 新型 CR-Z α Master Label PLUS SPORTボタン
ホンダ 新型 CR-Z α Master Label 6速マニュアルトランスミッションホンダ 新型 CR-Z α Master Label インテリア・インパネ周り

また、今回のマイナーチェンジでステアリング右下に「プラス・スポーツボタン」(S+と表示)を加えた。

電池容量半分以上残っている時にボタンを押すと、レーシングカーのオーバーテイクスイッチのような制御を行う。ホンダ曰く 「3リッター級V6と同じようなトルク感になります」。

少し大ゲサながら、なるほどボタン押すとグイッっと前に出て行く。モーターのアシスト量を増やし、電子スロットルを早開きにするそうな。ワインディングロードなどをハイペースで走っているときなど、F1の『KERS(カーズ)』気分が少しだけ味わえます。出来ればもっとパワー出して欲しいですけど。

そんなこんなで、マイナーチェンジしたホンダ CR-Zは、将来のスポーツモデルの方向性を感じさせてくれる。

次の進化でモーターの出力が倍くらいになり、さらに「S+」ボタンを押したら軽く背中がシートに抑えられるくらいの加速をしてくれるようになったら素晴らしい。

ホンダ 新型 CR-Z α 試乗レポート1ホンダ 新型 CR-Z α Master Label 試乗レポート6ホンダ 新型 CR-Z α 試乗レポート3ホンダ 新型 CR-Z α Master Label 試乗レポート10ホンダ 新型 CR-Z α Master Label 試乗レポート7

ホンダ 新型 CR-Z α Master label[6速MT] 主要諸元

ホンダ 新型 CR-Z α 17インチ軽量アルミホイール装着車[ボディカラー:プレミアムノーザンライツバイオレット・パール]

全長x全幅x全高:4075x1740x1395mm/ホイールベース:2435mm/車両重量:1140kg/乗車定員:4名/エンジン種類:直列4気筒 SOHC/総排気量:1496cc/エンジン最高出力:120ps(88kW)/6600rpm/エンジン最大トルク:14.8kg-m(145Nm)/4800rpm/電動機(モーター)最高出力:20ps(15kW)/2000rpm/電動機(モーター)最大トルク:8.0kg-m(78Nm)/1000rpm/動力用主電池(IMAバッテリー):リチウムイオン電池(40セル/出力18.8kW/電圧144V/重量20.2kg)/燃料消費率:19.4km/L(JC08モード)/メーカー希望小売価格:263.0万円[消費税込み]

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国沢 光宏
筆者国沢 光宏

1958年生まれ。ベストカーガイド編集部員を経て自動車評論家に。空気を全く読まず言いたいことを言い、書きたいことを書くので自動車メーカーから嫌われている。現在所有しているクルマは日産 リーフやトヨタ MIRAIなど多数。趣味はラリーに出場すること。人気のない(本人談)Webサイトを運営中。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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