乗れば乗るほど染みてくるアメリカンサルーン/ホンダ 新型「アコード ハイブリッド」試乗レポート(2/5)
- 筆者: 今井 優杏
- カメラマン:阿部昌也・Honda
ハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」がさらに進化
そもそも基礎体力の高いアコードハイブリッドの走りなのだが、今回のマイチェンのキモとも言えるのがハイブリッドシステムの改良だ。
これにより、さらに高出力と高トルク化を図り、ズバっとした心地よい走りを実現した。
この「アコードハイブリッド」には「スポーツハイブリッドi-MMD」というシステムが搭載されているが、このモーターとバッテリーを新設計し、小型化と軽量化に成功したのだ。
詳しい技術解説は先輩の渡辺陽一郎氏がかなり詳しく書いてくださっているので、既出の記事に筆を譲るが、アクセルペダルを踏んだ瞬間にスッと進みだすモーター発進の質感はかなり上質で、好感が持てる。トルクフルすぎもしないし、だからといってモタつきも感じさせない、実に絶妙の塩梅なんである。
モーターからエンジンへの切り替わりも滑らか。かつ、静粛なモーター走行から一転、エンジン走行に入ればワイルド&スポーティーなサウンドを聴かせてくれるのも走りにこだわるホンダらしい。
言っちゃ悪いが、「あれ?アコードってこんなイイクルマだったっけ?」と再認識させられるイメージだ。
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