【6月27日更新!】ホンダ 新型アコードハイブリッド 新型車解説 -遂に燃費「30km/L」を実現した“新型アコードハイブリッド”!-(3/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
先代アコードと比べ、クルマの性格がガラリと変わった新型アコードハイブリッド
従来のホンダファンとして心境は複雑かも知れない。
気になるのは販売体制。2013年9月には次期フィットが登場し、年末にはライフの後継となる新型軽自動車も加わる。今までのホンダのパターンでは、これらの低価格車にアコードが埋もれる心配がある。そこでホンダは、アコードなどの高価格車を重点的に扱う店舗の計画を立ち上げた。
CR-Zなども扱う趣味性の強い車種の専門店を作り、試乗車を豊富に用意すれば、ユーザーとしても便利だ。その際には、販売会社に主導権を委ねることが大切だろう。
今のホンダは組立工場の稼働率を最優先させ、販売店は実質的にメーカーから与えられた在庫車しか売れない状態だ。このやり方では、顧客の細かな注文に対応しにくく、高価格車の販売にも適さない。
工場の稼働率より顧客の受注を重視するのが本来のあり方だが、それが無理なら、販売会社主導で高価格車向けの店舗と別枠のオーダー方法を考える手はある。
新型アコードハイブリッドは相応に注目されるであろうから、ホンダの国内販売を変える可能性も秘めている。
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