【エントリーグレード装備比較】大人気コンパクトSUV、ヤリスクロスVSヴェゼル 買いは断然ヴェゼルだ!

  • 筆者: 永田 恵一
  • カメラマン:茂呂 幸正/和田 清志/トヨタ自動車
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コンパクトSUVのトヨタ ヤリスクロスとホンダ ヴェゼルは、それぞれ登場から約1年が経過するモデルだが、納期はそれぞれ中心となるグレードで半年以上という人気車だ。

この2台の安価なベーシックグレードについてどちらが買いか、紹介しよう。

目次[開く][閉じる]
  1. トヨタ ヤリスクロスのエントリーグレードは新車で買うには物足りない装備内容だ
  2. ベーシックグレードより上級グレードの方が価格差以上の満足が得られる!
  3. 納期が長期化しているホンダ ヴェゼルはエントリーグレードも買い!

トヨタ ヤリスクロスのエントリーグレードは新車で買うには物足りない装備内容だ

トヨタ ヤリスクロスの最廉価グレードは1.5リッターガソリンのみ設定されるX“Bパッケージ”(FF車で179万8000円)となるが、このグレードは自動ブレーキ&運転支援システムのトヨタセーフティセンスがオプションでも装着できず、一般向けではない。

そのため1.5リッターガソリン、ハイブリッドともに設定される1つの上のX(1.5リッターガソリンFFで189万6000円)の装備内容を見ていくと、トヨタセーフティセンスやスマホを接続すればカーナビとしても使える7インチのディスプレイオーディオが付き、十分と言えば十分だ。

しかし、Xはマニュアルエアコンで、バックモニターはメーカーオプションとなるなど、せっかく新車を買うには物足りない装備内容なのも事実だ。

ベーシックグレードより上級グレードの方が価格差以上の満足が得られる!

上記の内容を頭に置いて1つ上のG(1.5リッターガソリンFFで202万円)を見ると、Gには16インチアルミホイール、バックモニター、オートエアコン、革巻きのハンドル&シフトノブといった欲しい装備だけでなく、インテリアの装飾も加わり、Xとの差額12万4千円以上の価値がある。

さらにルーフレール、ハンズフリーバックドア、斜め後方を監視し進路変更の際などの事故防止に非常に役立つブラインドスポットモニタリングなどのメーカーオプションの選択肢も増える。

価格を考えながらヤリスクロスを買うにしてもベーシックグレードのX系よりも上級グレードのGの方が価格差以上に満足感は高い。

納期が長期化しているホンダ ヴェゼルはエントリーグレードも買い!

ホンダ ヴェゼルのベーシックグレードは1.5リッターガソリンに1グレードのみとして設定されるG(FF車で227万9200円)だ。

こちらはボディサイズをはじめとしたヴェゼルの車格感もあり、ヤリスクロスの1.5リッターガソリンのGよりも約26万円高いだけにLEDヘッドライトや16インチアルミホイールなどフル装備。

不満なのはブラインドスポットモニタリングがメーカーオプションでも設定がない点くらいだ。

また、ヴェゼルはハイブリッドのe:HEVの納期が半年以上、1.5リッターガソリンなら4か月程度かかる。

1.5リッターガソリンのGは長期的な出費や満足感はともかくとして、納期の短さだけで選んでも納得できるグレードといえる。

同じコンパクトSUVでもエントリーグレードの買い得度は異なる!

このように安いグレードだからいいとも、高いグレードだからいいとも限らないだけに、どのクルマでも自分の使い方などに合ったものを熟考して選んでほしい。

【筆者:永田 恵一】

トヨタ/ヤリスクロス
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新車価格:
190.7万円315.6万円
中古価格:
182.2万円2,599.9万円

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永田 恵一
筆者永田 恵一

1979年生まれ。26歳の時に本サイトでも活躍する国沢光宏氏に弟子入り。3年間の修業期間後フリーランスのライターとして独立した。豊富なクルマの知識を武器に、自動車メディア業界には貴重な若手世代として活躍してきたが、気付けば中堅と呼ばれる年齢に突入中。愛車はGRヤリスと86、過去には日本自動車史上最初で最後と思われるV12エンジンを搭載した先代センチュリーを所有していたことも。記事一覧を見る

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監修者MOTA編集部

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