ライバル人気ミニバン対決! ヴォクシーとの比較でセレナが勝る4つの有力ポイントとは(2/2)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
ヴォクシー vs セレナ 各特別仕様車は買い!?
ヴォクシー vs セレナ 推奨グレードを比較する
筆者が推奨する買い得グレード同士で、ヴォクシーとセレナの買い得度を比較してみよう。
ヴォクシーには2021年4月現在、特別仕様車の「ZS“煌(きらめき)III”」が設定されている。これは歴代ヴォクシーで定番の特別仕様車で、一部に装備差はあるものの、基本的にはメッキ加飾や艶塗装、シート地の変更といったドレスアップの要素が強い。
ここではベース車「ZS」(2WD:281万3800円/8人乗り)を推奨するが、約10万円の差なので好みに応じて選びたい。
セレナは「ハイウェイスターV」(2WD:307万100円)を推奨する。ベースの「ハイウェイスター」に対し先進運転支援機能のプロパイロットが搭載され、安全機能や装備も充実する。
セレナにも、ZS“煌(きらめき)III”に相当する特別仕様車「アーバンクロム」が5万5000円差で設定されている。こちらは装備差もなく純粋にドレスアップの差異となる。
ノーマルエンジンのトヨタ ヴォクシー ZSと、日産 セレナ ハイウェイスターVを比べると、価格は後者が25万6300円高い。
ただしヴォクシーがオプション設定する右側スライドドアの電動機能(6万2700円)がセレナには標準装着され、前述の充実した安全装備や運転支援機能も標準装着する。またセレナはシートアレンジも多彩な点もファミリーユーザーにとっては大きな差となる。
そこを踏まえると、日産 セレナ ハイウェイスターVが買い得になる。
ハイブリッドの「ヴォクシー ハイブリッド ZS」(2WD:334万7300円)と、「セレナ e-POWER ハイウェイスターV」(2WD:358万2700円)にも、同様のことが当てはまる。
総合評価! 人気ミニバン対決で買い得なのは「日産 セレナ」だった!
ヴォクシーの登場は2014年だが、セレナは2016年だから設計が新しい。さらにセレナは日産の国内主力車種でもあり、発売後も度々マイナーチェンジを重ねている。2018年にはe-POWERを追加するなど、商品力向上にも常に力が入っている。総合的に判断すると、日産 セレナを推奨したい。
なお値引きについては、競争が激しく、近年は両車ともに拡大傾向にある。セレナも大量に販売する必要があり、値引きで負けられない。日産の販売店でも「セレナはヴォクシーやノアと競うことが多い」という。
値引き幅は都市部と地方で差はあるものの、選択に迷った時は値引きの条件で決める方法もある。下取り車がある時は、その売却額も含めて競争させたい。
■総合評価:セレナの勝ち!!
[筆者:渡辺 陽一郎(カーライフジャーナリスト)]
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