セレナe-POWER vs ヴォクシーハイブリッドどっちが買い!?|ハイブリッドミニバンの金字塔を徹底比較!(2/3)
- 筆者: 小鮒 康一
- カメラマン:小林 岳夫・茂呂 幸正
セレナe-POWER vs ヴォクシーHV|内装比較
セレナe-POWERもヴォクシーハイブリッドも、セカンドシートがキャプテンシートとなる7人乗り仕様のみ。セカンドシートのロングスライドや、シートアレンジなどはどちらも売れ筋車種だけに抜かりなしといった印象。
大きく違うのが内装色だろう。ヴォクシーハイブリッドはブラックか、ブラックに赤の差し色が入った強烈なカラーの2色のみだが、セレナe-POWERは、ブラックとベージュ系以外に、プレミアムインテリアというダークブラウンとモカベージュのシックな色合いがメーカーオプションとして選択できる。また、オーテックジャパン扱いのオプションとして防水シートも選べるのはファミリーカーとして嬉しいポイントだ。さらに、今や必須アイテムとなりつつあるUSB電源もグレードによっては最大で6個も装備可能というのも見逃せない(ヴォクシーハイブリッドは最大4個)。
ただ、USBの数では負けてもヴォクシーハイブリッドには最大1500Wまで使用できるアクセサリーコンセントをオプション装着できるという点がある。これにより非常時には発電機としても使用できるし出力も高いため、多くの家電を使うことができるというのはメリットといえるだろう。残念ながらセレナe-POWERには、最大100Wのものが用意されるに留まっている。
勝者:引き分け
※デザインではセレナe-POWER、機能ではヴォクシーハイブリッド
セレナe-POWER vs ヴォクシーHV|荷室比較
ミニバンクラスナンバーワンの荷室の広さを持つセレナe-POWER。ヴォクシーハイブリッドではやや狭くなるラゲッジの床下収納も、セレナe-POWERはガソリン車と同じ広さをキープしている。これはノートe-POWERとは異なり、12Vバッテリーもエンジンルームに押し込んだからで、ミニバンとしての使い勝手を重視した日産の勝利だろう。
また、前述した通り、サードシートを跳ね上げたときもリアサイドガラスをほとんど隠さないというのも評価したいポイント。もちろん、リアガラス部分だけの開閉も可能なデュアルバックドアも便利な装備だ。
勝者:セレナe-POWER
セレナe-POWER vs ヴォクシーHV|エンジン・動力性能比較
走りの気持ちよさという点では、100%モーター駆動のセレナe-POWERが圧倒的にリードしている。特に踏んだ瞬間から最大トルクの320N・m(32.6kgf・m)を発生するモーター特有のトルク感は一度味わったら病みつきになるハズだ。また、1200ccのエンジンは発電専用ということもあり、速度に比例して回転数が上がるものではないため、走行中の静かさも群を抜いている。
また、アクセルペダルだけで加減速ができるe-POWER Drive(Sモード)を駆使すれば、ペダルを踏みかえることなく走行することも可能。これも新たな運転の楽しみを感じさせてくれる装備と言える。
ただし、前述した通り高速走行となると話は別で、一気に電力消費量がアップしてしまう。エンジンは発電しようと回り続けるため、騒音的にも燃費的にもヴォクシーハイブリッドの方が有利となってくる。そのため、高速道路での移動が多い場合はヴォクシーハイブリッドの方が快適に感じるユーザーもいるだろう。
ちなみに両車ともフロントシート下に駆動用バッテリーを収めているため、重心が高くなりがちなミニバンの中では低重心化がなされている。そのため、見た目に反して安定した走行が楽しめるというのもハイブリッド車ならではの利点と言えるかもしれない。
勝者:セレナe-POWER
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