注目の最新インポート4座オープンカー徹底比較(3/4)

注目の最新インポート4座オープンカー徹底比較
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オープン時の快適な走行に大きな配慮を

インパネフロントシート

1シリーズのハッチバックモデルは、インナードアパネル全面が樹脂になっているなど、ややチープな印象があったが、クーペとカブリオレはレザーや上質なパネルを配するなど差別化され、プレミアムな印象に仕上がっている。

電子油圧制御式のファブリック製ルーフの操作時間は約22秒で、ある程度は低速走行時にも操作することができる。開閉操作は完全にワンタッチで、ほかに何も操作しなくてもよい点は、3台の中でもこれだけである。

操作スイッチは、センターパネルにオープンとクローズのボタンが別々に設定されている。その際、ラゲッジルームの上面パネル位置を下げておかなければならないが、トップを閉じたときにはそのパネルを上げることで、ラゲッジ容量を増やせるようになっている。後席の上にエアロボード装着すると、風の巻き込みがほぼ皆無になる。これの有無によってまったく印象が変わる。

レザーシートに「サン・リフレクティブ・テクノロジー」という新しい加工処理を採用した点も特徴。これは、太陽光線によってシートやアームレストの表面が熱くなるのを防ぎ、劣化を抑える効果を持つ画期的な技術である。

新しい空調コントロールは、ルーフを開けているときに使用するための特別な「カブリオレ・モード」を用意。オープン時でも優れた快適性を実現している。

後席には前席の肩の部分のレバーを引くとシートが前に倒れ、空間ができて意外とイージーにアクセスできる。居住空間も思ったほど狭くない。コンパクトなボディながら、なかなかまとまりのよいパッケージである。

リアシートメータールーフ開閉スイッチルーフトランク

広くユニークなデザインの空間

インパネフロントシート

オープンにすると、ソフトトップは後方にZ字型に畳まれて背負う形となる。これは初代ビートルを再現したもので、動きはシンプルでかつルックスも良くなり、実に一石二鳥である。トップをオープンにするには、フロントピラー上の中央のロックを操作することで左右2点のキャッチが解除し、さらにセンターパネルのスイッチを操作する。

円と直線が幾重にも組み合わさり、左右対称っぽくレイアウトされたインパネのデザインも興味深い。外気温と時刻はルームミラーの上に表示される。一輪挿しや、大きな円のスピードメーターの中に小さなタコメーターを設定するなど、特徴的な部分がある。そして、やはり強く感じるのは、奥行きの異様に長いダッシュボードである。

ただし、登場からかなり時間が経過しているせいか、古さが感じられる点も多々ある。カーナビをビルトインするとか、オートライトおよびワイパーの設定、ドアミラーの調整スイッチの改良など、もう少しアップデートされていてもよろしいかと思う。

クローズ状態で乗っても頭上空間が非常に広いことには驚かされる。この感覚は独特で、他の車種ではこのような設定はちょっと思い当たらない。また、取材車両がおろしたての新車だったこともあるだろうが、従来はもう少しソフトトップからギシギシ音がしていたところ、ほとんど気にならないようになっている。

リアシートメータールーフ開閉スイッチルーフトランク

レトロでアナログ的な味わい

インパネフロントシート

 左右対称デザインのインパネは、マスタングの伝統のひとつ。無骨な形状のインパネには、メタリックなパネルを配し、クロームパーツを大胆に使うなどして意図的にレトロな雰囲気を演出している。インナードアパネルに設置されたオーディオのスピーカーも、かなり派手なデザインとなっている。メーターのイルミネーションを多彩に色を変えることができるのも、マスタングならではである。

質感はそれほど高いわけではなく、車両価格を考えるともう少しを望みたいところではあるが、発する独特の雰囲気は、このクルマへのファンへの期待に応えていると思う。

シートポジションをかなり低く下げられるのもポイントで、これもスポーツカーとしての演出の一端であろう。ボディサイズのおかげで前席は十分な余裕があり、後席の居住性も、今回の中ではもっとも広く確保されている。よく見ると、シート生地には「MUSTANG」の文字がギッシリと並んでいる。

オープンスタイルにするには、ピラー上端の左右両側のレバーを引いて解除し、さらにセンターコンソールのドアミラー調整パネルの後方にあるスイッチを操作することで、ソフトトップが開く。いたってシンプルな動きで、所要時間は約15秒。ただし、付属のトノカバーが付けにくいことは難点ではある。

走り出すと風の巻き込みは大きめで、それへの対策もあまりなされていないようだ。しかし、ウインドウの角度や乗員との位置関係により、このクルマが3台の中はもっとも開放感が高い。全体を通して、レトロでアナログ的な味わいのあるオープンカーであり、あまり細かいことを気にする人には不向きかもしれない。

リアシートメータールーフ開閉スイッチルーフトランク

内装・装備の総評

ソフトトップによる電動オープンの機構は、最後発である1シリーズ・カブリオレのものが、フルオートであり、畳まれ方を見ても、もっとも精巧で進化しているといえる。また、風の巻き込みをはじめ快適性の高さも特筆できるレベルである。ニュービートルとマスタングは、いたってシンプルではあるが、やはり、簡単ではあるものの、ロックの解除というワンアクションがあるとないとでは、ユーザーにとっての印象もずいぶん変わってくると思う。

インテリアはいずれも個性的な空間が構築されている中で、デザインや質感などの味付けの方向性に、どこまで「共感」できるかで、好みは分かれてくるだろう。これは優劣ではなく、好みの問題といえる。

3台を通していえるのは、意外と4人がちゃんと乗れること。4人乗りのオープンカーというクルマ自体が少ない中で、この3台であればそうした使い方にも対応できる。

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岡本 幸一郎
筆者岡本 幸一郎

ビデオ「ベストモータリング」の制作、雑誌編集者を経てモータージャーナリストに転身。新車誌、チューニングカー誌や各種専門誌にて原稿執筆の他、映像制作や携帯コンテンツなどのプロデュースまで各方面にて活動中。記事一覧を見る

MOTA編集部
監修者MOTA編集部

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