日・独・伊 コダワリのダウンサイジングカー 徹底比較(1/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:堤晋一
ガソリン高騰や環境問題意識の高まりを受け、よりエコなクルマが好まれる時代となった。これまでミドルクラス以上のセダンに乗っていた人でも、ハッチバック車にダウンサイジングを図る人も増えているという。
ダウンサイジングが求められる時代に突入。そうはいっても、できるだけ面白いクルマを選びたいところ。そこで今回は、グランデプント、ゴルフ、ティーダという、日・独・伊の代表的なCセグメントのハッチバック車を取り上げたい。
フィアット・グランデプントは、名前のとおり、プントの後継モデルとして、ちょっと大きなサイズとなって、2006年6月に日本発売。少し大きくなったことで、これまでユーザーを限定しがちだったが、幅広いユーザーを取り込めるモデルになった。 3ドア&6速MTの「スポーツ」が先行発売され、2006年10月から5ドア&シーケンシャルAMT(2ペダルMT)の「デュアロジック」系モデルが追加された。今回は、後者のデュアロジックの最上級グレード「テラ」を持ち込んだ。
2004年5月に登場した5世代目ゴルフは、Cセグメントの世界標準として相応しく開発されたモデルである。登場後、高性能のR32やGTiなどバリエーションを拡大しつつ、1.4Lツインチャージエンジン搭載車など、燃費を意識した技術的チャレンジを具現化したモデルも発売。今回のトレンドラインは、ボトムグレード「ゴルフE」の後継モデルで、新開発の1.4Lシングルチャージエンジンに、乾式クラッチ採用7速DSGを搭載する。 ボディサイズの大きなCセグ車とはいえ、それまで高級車を乗り継いできたようなユーザーも新車検討候補に入れるというゴルフ。その意味では、ダウンサイジングの急先鋒といえる。また、前記の1.4Lシングルチャージャーユニット+7速DSGは、エンジンのダウンサイジングという意味でも非常に大きな意義を持つ。
日産ティーダは、従来のコンパクトカーの概念を打ち破る居住性とクオリティを追求したモデルで、2004年9月に発売。国内外で高く評価され、安定したセールスをマークしている。2008年1月にマイナーチェンジを実施した。 ティーダもまた、それまで国産アッパーミドルサルーンを愛用していたが、もっと小さなクルマで十分と思ったり、あるいは5ナンバー枠に徹底的にこだわるユーザーから、支持されているという。
いずれも価格がリーズナブルで、ユーティリティにも優れる。ダウンサイジングを図る上でも、ベーシックなコンパクトカーながら、積極的に「欲しい!」と思わせる個性も感じられる。各モデルの魅力を探る。
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