日・独・伊 コダワリのダウンサイジングカー 徹底比較(4/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:堤晋一
質実剛健に燃費がプラス
Cセグメントの世界標準となるべく開発されたゴルフ5は、登場時より、そのボディサイズが話題となったが、現状、結果的にこの大きさがスタンダードになってきたことには少々の驚きを覚える。
ダウンサイジングというには、やや大きすぎるボディサイズだが、アッパーミドル以上のセダンや、子育てのためにミニバンを使っていた人にとっては、ゴルフ5のサイズでも、十分にダウンサイジングといえると思う。
ハンドル切れ角が大きく、最小回転半径わずか5.0mと小回りが利くところもいい。
実用燃費も驚くほどだ。日本車の場合、よくてカタログデータの7割程度という印象のクルマが多いが、トレンドラインでは、街乗りながら、公表値の15.4km/L(10・15モード)よりも上回ったと感じたことが何度かあるほどだ。
ゴルフの質実剛健さに、燃費という強力な武器の加わった、魅力あるモデルである。
最大のポイントは後席居住性
日本のCセグ車で、世界でもっとも評価されているといっても過言ではない1台である。価格やリーズナブルながら、居住性や上級感、走りのよさなど、得られる充足感は大きいといえる。
中でも最大のポイントは、後席の居住性だろう。リアシートが大きくスライドしたり、リクライニングしたりできるのは、このクラスでは実に希少である。惜しいのは、イメージにもう少し若々しさが欲しい点ぐらいだろう。
また、横滑り防止装置の設定はないが、降雪地ユーザーにうれしいe-4WD車も用意されている点もポイントである。さらに、スポーティ派やコダワリ派には2008年1月より6速MT車が追加設定されたし、オーテックジャパンによる専用仕様の内外装が与えられた「アクシス」や、走行性能を高めた「パフォーマンススペック」も追加されている。
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