個性派スポーティカー 徹底比較(4/4)
- 筆者: 岡本 幸一郎
- カメラマン:島村栄二
Zが好きであれば今が最大の「買い」の時期か?
フェアレディZという以前に、日産ブランド自体に根強いファンが存在する。その最たるモデルが、スカイラインであり、このフェアレディZだ。
若い頃、S30に憧れたが買えず、このZ33を買い求めた高年層のユーザーも多いと聞く。 2002年のデビュー当初より、注目度の高いクルマであるだけに、ドライバビリティを含め賛否両論の声があったのも事実だ。いずれにしてもZ33は、国産車の中でも際立つ存在感があり、華のあるクルマであるには違いない。
そんなZもデビューより5年が経過し、徐々に改良が加えられ、洗練度を深めてきた。過去最大のマイナーチェンジを経た最新モデルは、VQ35HRエンジンが与えられたことが大きい。
Zというクルマが好きであれば、今が最大の「買い」のタイミングかもしれない。
マスタングを手に入れることで得られる世界
1960年代-70年代、日本車がまだまったく未熟だった時代に、アメリカンスポーティカーを代表する、憧れの存在だったのがマスタングだ。
本国で約2年前より発売されている現行モデルは、待ちきれないファンで並行輸入車を購入した人も多いようだが、2006年9月より正規輸入モデルの販売が始まった。
このクルマは、とにかく目立つ。実際、注目度の高さは今回の撮影時にも確認済み。価格はそれなりに高いが、得られるものも大きいだろう。
「スポーツカーとして」のハードウェアを考えると、このクルマで語るべきものはあまりない。しかし、それはどうでもいいことだろう。
マスタングが好きであれば、とやかく細かいことを気にせず、ひたすら手に入れることを考え、誰を乗せてどこを走りたいのかをイメージすればいいのでは?
スポーツカーであり4人乗ることも出来る
今回の中で、スポーツカーであることに期待すると、RX-8が一番である。ロータリーエンジンの回転フィールは、やはりスポーティだし、ハンドル切ったときのクルマの反応もスポーツカーそのものである。
それでいて4ドアの4人乗りであり、従来にはなかったコンセプトを具現化した、世界的にユニークなモデル。価格の面でも、それほど高くないこともRX-8のありがたい点だ。クルマとしての成り立ちは、RX-7が消滅し、マツダから次にどういうクルマが出てくるのかというところで、かねてから開発が進められていたのがRX-8だ。
考えてみると、本来こういうパッケージのクルマはこの世に存在しなかったかもしれない。マツダの業績やフォードグループでの位置付け、市場の傾向、環境問題など、いろんな観点で、条件が重なって生まれたのがRX-8なのだろう。
そして、なんとかしてロータリースポーツをこの世に残すという、マツダの意地があってこそ実現したクルマである。
ただし、コンセプトモデルが最初に披露されたのが20世紀の最後の頃で、市販モデルが発売されたのが2003年であり、すでにあまり新鮮味を感じなくなっている部分もあるのだが、ふと考えると、かなり個性的なクルマであることには違いない。
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