マツダ ビアンテ・日産 セレナ・ホンダ ステップワゴンを徹底比較 -ファミリーに人気の背高ミニバン-(1/4)
- 筆者: 渡辺 陽一郎
- カメラマン:和田清志
新エンジン搭載の個性派ミニバンとファミリーユーザーに人気の売れ筋車種を徹底比較
「日本の街中はミニバンばかり」といわれて早くも10年以上を経過して、最近は流れが変わってきた。新車販売されるクルマの約40%が軽自動車になり、コンパクトカーも好調。小さなクルマに代替えする「ダウンサイジング」が進んだこともあり、ミニバンの売れ行きが少し下がってきた。
ミニバンが普及し始めたのは1990年代の中盤。今では新鮮味を求めて買うユーザーはいない。むしろ「車内がムダに広かった」とか「子供が成長してミニバンが不要になった」と考えるユーザーが増えて、需要は軽自動車など小さくて背の高い実用的なクルマに移ったが、1度ミニバンを経験すると、背の低いセダンに戻れないのが現実だ。
その結果、ミニバンも販売面で二極分化が進み、売れ筋は全高が1700mmを超える背の高い車種になっている。「大勢で乗車する」「3列目シートを畳んで自転車を積む」など、明確な目的を持つユーザーには今でも大きなメリットがあるからだ。一方、背の低いミニバンは、ワゴン感覚のウィッシュを除くと売れ行きを低迷させている。
そこで今回は、売れ筋タイプになる2リッターエンジンを積んだ背の高いミニバン3車を比べたい。
コテコテのファミリーカーと思われそうだが、マツダビアンテは面白い動きを見せている。3ナンバーサイズが基本の車種で外観も個性的。背が高い割に売れ行きはイマイチだったが、2013年5月のマイナーチェンジでは、2WDのエンジンを2リッターのスカイアクティブGに刷新した。6速ATのスカイアクティブドライブも採用している。アテンザなどと基本的に同じメカニズムだから、クルマ好きにも気になる存在だろう。
ライバル車は日産 セレナとホンダ ステップワゴン。この2車は安定的に高い人気を得ているミニバンの主役級モデルだ。
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