日産 新型ノート vs ホンダ フィット どっちが買い!?徹底比較(1/3)

日産 新型ノート vs ホンダ フィット どっちが買い!?徹底比較
日産 新型ノート フロントイメージ 日産 新型ノート リアイメージ 日産 新型ノート フロントイメージ 日産 新型ノート リアイメージ 日産 新型ノート サイドイメージ 日産 新型ノート サイドイメージ 新型ノート イメージ画像 新型ノート発表会にて、志賀COO/アンディ・パーマー副社長 日産 新型ノート インパネ 日産 新型ノート フロントシート 日産 新型ノート リアシート 画像ギャラリーはこちら

スーパーチャージャー搭載の新型「ノート」とハイブリッドもラインナップする「フィット」、どちらも魅力的!!

新型ノート発表会にて、志賀COO/アンディ・パーマー副社長(左から)フィットハイブリッド/フィットハイブリッド She's/フィットハイブリッド RS

「ノートの購入を検討されるお客様の多くが、フィットとの二者択一を考えている」と日産のセールスマンは言う。

ノートは、日産が久しぶりに投入した新型コンパクトカー。新型ノートではスーパーチャージャーが採用されており、燃費も24km/L(JC08モード)と、時代に則した値だ。

一方、コンパクトカーのスタンダードといえば「ホンダ フィット」。ノートとはサイズや価格帯が近く、外観にも似通った面があるから、両車を比べて選ぶユーザーも多いことだろう。

そこで今回の「どっちが買い!?」シリーズは、新型ノートとフィットの2車を取り上げたい。別途執筆した「日産 新型ノート 試乗レポート」でも結論の部分でフィットとの比較について触れたが、今回はさらに突っ込んでガイドしようと思う。

まずはボディサイズだが、新型ノートがフィットよりも少し大きい。

新型ノートの全長は、フィット(13Gスマートセレクション)に比べると200mm長い「4,100mm」。

ホイールベース(前輪と後輪の間隔)も新型ノートがフィットを100mm上まわる「2,600mm」となる。そのほかの数値は等しく、全幅は両車とも「1,695mm」、全高は「1,525mm」で立体駐車場を利用しやすいサイズだ。もちろん、いずれも5ナンバーサイズに収まっている。

新型ノートとフィット サイズ比較

新型ノート

フィット(13G)

全長

4,100mm

3,900mm

全幅

1,695mm

1,695mm

全高

1,525mm

1,525mm

ホイールベース

2,600mm

2,500mm

ボディスタイルも共通点が多い。

ボンネットやフロントグリルは前方に向けて傾斜しており、サイドウィンドウの後端部分は上側にキックアップされている。後ろ姿を見ると、リアゲートの両側にテールランプを配置。コンパクトカーだから似通って当然ともいえるが、いかにもライバル車同士という印象だ。

日産 新型ノート フロントイメージ日産 新型ノート リアイメージ日産 新型ノート フロントイメージ日産 新型ノート リアイメージ日産 新型ノート サイドイメージ
ホンダ フィットハイブリッド フロントイメージホンダ フィットハイブリッド リアイメージホンダ フィットハイブリッド フロントイメージホンダ フィットハイブリッド リアイメージホンダ フィットハイブリッド サイドイメージ

【新型ノート vs フィット インテリア対決】インテリアの質感は年式の新しい新型ノートが有利

日産 新型ノート フルオートエアコン
日産 新型ノート インパネホンダ フィットハイブリッド インパネ

インパネのデザインは、現行フィットの登場は2007年だが新型ノートは2012年とあって、新型ノートが洗練されているのは当然だろう。逆に、登場年の違いを考えればフィットも健闘している。

新型ノートで気を付けたいのは、“エアコンの選択で質感が大きく変わる”ことだ。

4万2千円でマニュアルエアコンを「フルオート」へ変更すれば、インパネの中央部分が「ピアノブラック」と呼ばれる光沢のあるパネルになり、エアコンスイッチ周りの質感が大幅に高まる。

円形に配置されたエアコンスイッチは好みが分かれるが、左端にも手が届きやすく操作性は良い。

できればフルオートエアコンを装着したいところだ。フルオートエアコンの装備を前提にすれば、インパネの質感は新型ノートがフィットを上まわる。

【新型ノート vs フィット フロント&リアシート対決】フロントシートは同等だがリアシートは新型ノートが勝る

日産 新型ノート フロントシートホンダ フィットハイブリッド フロントシート

フロントシートの居住性は同等だが、着座位置を上下に調節する機能で差が付く。

フィットはシート全体が上下する一般的な方式だが、新型ノートは座面だけの調節だ。今では珍しい簡易型で、ほかにはマーチとミラージュ程度しか採用例がない(例外としてフェアレディZもある)。

着座位置を下げた時にバックレストと座面の間に隙間ができてしまい、座り心地に違和感を抱くから注意したい。

ただし、座面やバックレストの造り込みは新型ノートも悪くない。シートリフターに不満を感じない方であれば、問題はないだろう。

リアシートの居住性は、ボディとホイールベースが長い分だけ新型ノートが勝る。

日産 新型ノート リアシートホンダ フィットハイブリッド リアシート

身長170cmの大人4名が乗車して、リアシートに座る同乗者の膝先空間は、フィットが握りコブシ2つ分、新型ノートなら3つ弱が収まる。頭上の空間は両車ともに握りコブシ1つ分で同程度だ。

リアシートの座り心地は、新型ノートが座面を固定式にしたのでボリューム感が伴って快適だ。

座面の前端部分が少々硬く、小柄な同乗者は膝の裏側を押された感覚になりやすいが、違和感を抱かない人も多いだろう。

対するフィットのリアシートは、前述のように新型ノートよりも膝先が狭く、シートアレンジが多彩なために座面の奥行も短い。座った時のボリューム感も新型ノートにはおよばない。

フロントシートの快適性は同等だが、リアシートは新型ノートが勝っている。

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渡辺 陽一郎
筆者渡辺 陽一郎

1961年生まれ。自動車月刊誌の編集長を約10年務めた後、フリーランスのカーライフ・ジャーナリストに転向。「読者の皆さまに怪我を負わせない、損をさせないこと」が最も重要なテーマと考え、クルマを使う人達の視点から、問題提起のある執筆を心がけている。記事一覧を見る

樺田 卓也 (MOTA編集長)
監修者樺田 卓也 (MOTA編集長)

自動車業界歴25年。自動車に関わるリテール営業からサービス・商品企画などに長らく従事。昨今の自動車販売業界に精通し、売れ筋の車について豊富な知識を持つ。車を買う人・車を売る人、双方の視点を柔軟に持つ強力なブレイン。ユーザーにとって価値があるコンテンツ・サービスを提供することをモットーとしている。

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